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月足、週足、日足、株式トレードで最優先すべき足はどれ?

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9月12日放送の「相場師朗の株は技術だ!」を視聴した

今回の「相場の提言」は、かなり重大な内容となりました。テーマは月足、週足、日足の中で最優先すべき足についてでした。

まずは日経先物の値動きの解説からです。

日足チャートを見ますと、オレンジの100日線を除く、すべての移動平均線が狭い範囲で集まってきていることが分かります。


TradingViewで日経先物の最新チャートを確認する

移動平均線がこのような状況になった場合は、上に行ったり下に行ったり小刻みな動きしながら、最終的にはどちらかに大きく動いて行くだろうとのことでした。

もし相場先生がトレードするならば、今は売り玉を持っているけど、一旦手仕舞うかもしれないと話していました。

その理由は、小刻みな動きなり、上下に振られるかもしれないからとのこと。

次に週足を見ますと、移動平均線が下からオレンジ、紫、青と上に向いています。

注目すべき点は、赤の5週線と緑の10週線が横ばいになっていることです。しかし、この2本は接近しています。

「もし5週線が10週線を下から抜くと、34000円くらいまで行くのではないか」と、相場先生は話していました。

9月4日の週のロウソク足は上ヒゲ陰線でした。もし今週後半に上昇すれば、今週のロウソク足は先週の上ヒゲ陰線を打ち消すことになります。

そうなれば上がって行くとのことでした。

もし今週のロウソク足が陰線で終われば、下げることも考えられます。

原油

原油に関しては、相場先生は底値付近で買い始めて、途中、何度か買い増しています。


TradingViewで原油の最新チャートを確認する

相場先生が自信を持って買い増しできた理由は、移動平均線の並びと角度です。

移動平均線の並びがPPPなっている状態で、途中陰線が出ますが、陰線の本数が1~2本で終わり、そのあとに陽線で戻しているため、強いと判断されました。

8月14日以降は少し下げましたが、この間は売りヘッジで凌いで、再びPPPの順番に戻るタイミングで、大量の買い(数十億円単位)を入れたそうです。

放送日の9月12日時点では、過去5日間のロウソク足の上ヒゲの位置にロウソク足の実体がある状態でした。

上ヒゲで終わっている位置にロウソク足の実体がある場合、この価格帯を「超えた」ということになり、上に抜ける可能性が高くなります。

相場先生は、一旦手仕舞うか、あるいは軽く下げた後に下半身が出たら、さらに追加するかもしれないと話していました。

日足と週足と月足の関係を理解する

今回の「相場の提言」のテーマは、「日足と週足と月足の関係を理解しトレードに生かす」でした。

相場流でトレードをされている方の中には、以下のような悩みや疑問をお持ちの方もいると思います。

例えば、日足の下半身で買ったのに、それほど上がらずに下げてしまった・・・・。

日足では買う場面なのに、週足では買わない場面で、月足で買う場面だったらどうするの?

あるいは月足で買う場面で、週足と日足では逆下半身だったらどうするの?

今回の「相場の提言」では、これらの疑問を明らかにします。

日足と週足と月足の中で、どれを最優先するかといいますと、相場流では「月足」を最優先します。次に週足、そして日足の順番でトレンドの状況をを確認します。

仮に日足で上昇トレンドであっても、週足と月足が下落トレンドであれば、今の日足の上昇は一時的な上昇ということになります。

次に、日足で下げていて、でも週足は上げトレンドであれば、週単位では3~4週間は上がる。

しかし、月足で下げトレンドであれば、月足的には最終的に何か月も下落する予定なのに、週足では4~5週上げている。

なので日足で下げていても、いずれ上げ始めたら週足では4~5週間は上げる。だけどそれ以上は上げない。なぜなら、月足では下げトレンドだから。

日本ペイントの例

2020年7月の日足を見ると、これは明らかに天井圏であると言えます。PPPで上昇してきて5か月目で青が紫を上から割りこむ状態です。

そして、その下に赤と緑があります。頭も1600円でおさえられており、しかも、大陰線が出ています。


TradingViewで日本ペイントの最新チャートを確認する

これは相場流では暴落パターンですので、売りと判断してもいい場面です。

しかしながら、ここで売りを入れてしまうと上に持って行かれます。

なぜなら、週足と月足は売りの場面ではないからです。

日本ペイントの週足

日足と同じ日における週足を見ると、移動平均線の並びはPPPです。オレンジが一番下にあり、その上に少し離れて紫があり、その上に青があり、遠く離れた場所に下を向く赤と緑があります。

移動平均線がこの状態にあると、株価は一時的に下げても、どこかで上がる可能性が高いです。というのも、赤と緑、赤と青の位置関係を考えると、赤がより近い緑に近づく方が早い状態にあります。

初めてこのような解説を聞く方にはよくわからないかもしれません。しかしながら、移動平均線の動きの性質上、このような動きにならざるを得ません。

日本ペイントの月足

月足を見ると、そう簡単には下げないことがもっと明らかになります。

月足ではPPPの状態にあり、ガンガン上げています。陰線が1本出ただけです。

これはどう見ても下げではありません。一旦のお休みで、翌月には再び陽線が出る雰囲気です。

つまり、日足では暴落寸前に見える場面は、月足では1本の陰線の場面です。週足では直近3本のロウソク足が、それに該当します。

ということで、日足だけを見てトレンドを判断すると、失敗につながります。常に月足と週足とセットで見るのが大切です。

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