つい忘れがちになる「基本中の基本」とは?
6月29日放送の「相場師朗の株は技術だ!」を視聴しました。
今回は大変ためになる内容でした。以下は、今回の放送のキモである「基本中の基本」の要点です。
- 5日線が20日線の上は強いエリアなので買いを狙う
- 5日線が20日線の下は弱いエリアなので売りを狙う
- エントリーは半分の法則か逆半分の法則で入る
- それ以外でのエントリーは、まぐれに掛けているようなもの
- 難しいところであえてトレードしない
- 簡単な動きになっている銘柄を探してトレードする
- エントリー後、見込みが外れたらすぐに切る
これらは相場先生が昔から話していることですが、トレードしているうちに、つい忘れがちになり、自己流のトレードになってしまうことがあります。
日経先物日足チャートを使って解説
それでは、今回の放送から学んだことをご紹介して行きます。
相場先生が仰った「基本中の基本」の重要なポイントは、①5日線が20日線の上は強いエリアなので買いを狙う、②5日線が20日線の下は弱いエリアなので売りを狙う、③エントリーは半分の法則か逆半分の法則で入る、そして、④難しいところであえてトレードしない、です。
以下は日経先物の日足チャートですが、上記のポイントを勘案しますと、トレードする場所は赤と青で囲った場所になります。
それ以外の場所は、線が入り組んでいたりしてますので、方向感がつかみにくい場所です。
特に上のチャートの期間は青と紫の距離が近く、短期間で順番が反転していますので、青と紫を基準に緑の線が上に行ったり、下に行ったりしやすい場面です。
次のチャートは上のチャートの続きです。赤と緑が完全に青と紫の上にでてくると、上昇に勢いがつきます。
このように基本ルールをしっかりと守ってトレードすると、不用意なトレードをしてしまうリスクはかなり軽減するはずです。
このやり方の成功率をさらに高めるコツは、「緑の傾き」を考慮することだと思います。というのも、緑が横ばいだったり、赤と違う方向を向いていた場合は、上手く行かないことが少なくないからです。
相場先生がよく話している、移動平均線の傾きと角度、そして、距離は重要な判断基準になります。
まとめ
今回の放送は、基本中の基本をしっかりと身につけるために大変勉強になる内容でした。
まとめますと、トレード判断を下すステップは以下のようになります。
- 赤の5日線は緑の20日線の上にあるのか、あるいは、下にあるのかを確認
- 赤が緑の上にある場合は買いで勝負する(売りは狙わないこと)
- 赤が緑の下にある場合は売りで勝負する(買いは狙わないこと)
- 緑は赤と同じ方向を向いているか確認(緑が横ばっていたり、赤と反対方向を向いている場合はやらない方が無難)
- 半分の法則が出たら買いを入れる、逆半分の法則が出たら売りを入れる
- 9の法則で手仕舞いする(場合によっては早めに手仕舞いする。または、17の法則や23の法則で手仕舞いする)
このシンプルなルールを忠実に守ってトレードすることにより、選球眼に磨きがかかり、ボール球に手を出してしまうことが激減することでしょう。