5月29日放送の「相場師朗の株は技術だ!」を視聴した
先々週からの課題は2つありました。
- ロウソク足の本数が経過している
- そのため、一旦の下落のあとの「下半身」を狙うべきだ
連続でしばらく上昇して、ある程度日数が経過してくると、買いたい人はほとんど買っているので、伸び悩むことがあります。
そうなると、そのあたりで利確の売りが入ります。なので、一旦の下落の後の次の上昇を狙うべきだ、という内容の話でした。
日経先物の上昇は4月7日を起点として、天井までの5月13日続きました。この間のロウソク足の本数は24本です。
相場流では連続上昇(下落)の本数は、15本、17本、最大で23本としていますので、ほぼ合致しています。
下から買い玉を持っていた人は23本目で手仕舞い。または、早い人は15本目で手仕舞ってもよいとのことです。
26本目で陰線が出現して赤の5日線を割ったわけですので、何らかの下落があると読みます。
問題は大きく下げるのか、あまり下げずに戻るのかということになります。
まずは、この陰線(逆下半身)を見て翌日に売りを入れます。
その後は下げてきました。この時、紫(50日線)の上に青があり、青が上を向いています。
50日平均よりも20日平均の方が上にあるわけですので、直近では買いが集まっているといえます。
上を向いているということは(上昇)トレンドができていますので、株価が一時的に下げてきても、どこかで上がる可能性がありますので、どこかでこの売り玉を手仕舞う必要があります。
そして株価は上を向く青(20日線)まで下げてきましたので、ここで手仕舞います。
それともう一つは、ここはオレンジ(100日線)際での戦いの場面でもあります。
手仕舞った翌日も陽線です。これは赤の上に実体の半分以上出ている下半身ですので、相場流では「買い」となります。
途中に陰線が出ましたが、「下半身で買いを入れた場合は陰線1本は我慢した方がよい」と相場流では教えています。
問題は過去の高値付近で弱らないで抜けて行けば、そのまま上がって行くと思われます。
もし明日陰線になり横並びになったら、売りヘッジを入れる必要があります(5月30日のロウソク足は陰線となりました)。
買いが10入っていたら売りも10にします。上に抜ければ買いだけにします。下に抜ければ売りだけにするという建玉操作で上手く行きます。
この辺りの建玉操作は先週のプラチナのトレードと似た形になります。
あるいは、売りヘッジを入れずに過去の高値まで到達した時点で手仕舞って、上に抜けたら買い直すというのもアリです。この方がメンタル的に楽なやり方になります。
次はドル円です。
こちらも下半身で買いを入れて、いまは買い玉をキープしている状態です。
ドル円も下から15本上昇した後に逆下半身が出ましたので、そこで売りを入れて陽線2本出たので手仕舞ったとしたら、この下げはすべて獲れたことになります。
前回もお話ししたように円安に向かうと日本株は上がりやすい傾向にあります。ですので、ドル円が下落基調(円高方向)にあったときは日本株は軟調だったと思います。
ところが下半身を契機に流れが変わりました。前の安値まで下げずに下半身出現ですので、これを見た日にはとりあえず買いです。
最低でも1本目の陰線が出るまで、あるいは2本目の陰線が出るまで我慢できれば、この買いは大きな利益になるはずです。
このように「下半身」「逆下半身」を使うことで、この一連の下落と上昇を獲れます。
円安に向いている間は、基本的には日本株は上昇となりますが、問題は逆下半身が出て下げ始めたら、日本株も下げ始めると思われます。
S&P500先物も下半身が出ていますので、買い継続。
ゴールドですが、株が上がっているときはゴールドは弱くなる傾向にあります。
ゴールドは横並びになっていますので、買いは持ってないほうが良いです。
ナスダックは下半身で買って、今は買い玉を持っている状態です。前の高値も超えていますので、わりと強いといえます。
原油はずっと青の20日線の上で横ばって動いていましたが、上抜けした。もしここでトレードするとしたら買いとなります。
銅ですが、上抜けしたのでここで買いを入れた人がいたと思います。しかし、翌日には陰線で横並びなったので、買いを持っていたとしたらここで売りヘッジを入れてスクエアにします。
そして、今はスクエアで両建ての状態が望ましいです。
コーヒーは5週線がW天井を形成していましたので、先々週から「売りですね」と相場先生は話していました。
その後はその通りになってきています。
コーヒーはどこまで下げるのかということですが、まずオレンジまで下げることはあり得ません。
紫とオレンジの間もあまり考えられません。
このような時に月足を見ると、どこまで下げるのかが、なんとなく予測できます。
月足はパンパカパンの形で、本数もかなり経過していますので、下げに転じたのでしょう。下から天井までの本数は17本です。
月足でもオレンジまで下げることは考えられません。最大限に下げるとしても緑までだと思います。その価格帯に節目があり、324ドルくらいだと思います。
週足で見るとこの価格帯にしこり(価格が停滞しているところ)があり、長い下ヒゲもここで下げ止まっています。
なので、だいたいですがこの辺が目標価格になります。週足であと2本くらいです。
視聴者からの質問
オレンジ際での建玉方法について
質問
オレンジ際を超えた後、また割り込んだ場合は買いタイミングではないですよね?
相場先生の回答
買いタイミングではないですね。超えた後に割り込んだ場合は、割り込んだ場所にもよります。
超えたときにまず買いを入れます。割り込んだらヘッジを入れてスクエアにします。その後、抜けたほうにつくようにします。
移動平均線とロウソク足、どちらがより重要?
質問
まず注目すべきは移動平均線よりもロウソク足なんでしょうか?
相場先生の回答
両方大事です。移動平均線の順番が大事です。傾きが大事です。それに対してロウソク足の本数が大事だし、陰陽が大事です。
先ほどの相場環境解説でも下半身で買って、最初の陰線は我慢しましょう。2本目の陰線で終わりにすると、うまく獲れますよとお話しました。
あるいは逆下半身で空売りを入れた。しばらく陰線が続いたけど陽線が出た。そこでびっくりして手仕舞わないで、もう一回陽線が出たあたりで手仕舞うとちょうどいいです。
そうすると移動平均線とロウソク足の両方が大事ということになります。