
相場の潮流
2026年6月25日放送「株は技術だ!」の注目ポイントをまとめました。
本日のマーケット振り返り
6月25日の東京株式市場で、日経平均株価は3日ぶりに反発しました。前日比3,191円37銭高の7万2,366円34銭で引け、3日ぶりに最高値を更新。上げ幅は歴代4位で、一時は3,400円超の上昇を記録しました。
米マイクロン・テクノロジーが好決算を発表し、米国時間24日の時間外取引で急伸した流れを受け、東京市場でもAI・半導体関連株を中心に幅広い銘柄が買われました。
本日の主要データ
- 売買代金:11兆8,691億円
- 売買高:23億4,240万株
- 値上がり銘柄数:937(全体の約6割)
- 値下がり銘柄数:579
- 横ばい:47
主要インデックスの現状分析
日経平均先物:強いが「本数」に注意!
現在、日経先物は移動平均線が上から順に並ぶ「パンパカパン」の強い上昇トレンドです。

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トレード戦略: 6/12の下半身を見て、翌寄り付き買った買い玉を、前々日の逆下半身で手仕舞った後、本日の陽線で買い直す局面。
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注意点: 現在の上昇はすでに11本目。明日か明後日に陰線が出たら一旦上昇サイクルは終了(手仕舞い)と見るのが相場流です。欲張らずに12〜13本目に陰線が出たら区切る方が、結果的にお金は増えます。
オールカントリー・S&P500・ゴールドほか
オールカントリー:日経先物が上昇している中で揉み合いが続いています。同じエリアで長く停滞すると移動平均線(青・20日線)が横ばいになってきます。NISAで購入した投資家が手じまいを始めている可能性もあり、注意が必要です。
ビットコイン:オレンジ(100日線)を割り込んだあと緑(10日線)を超えたものの、そう簡単には上がらず下落が続いています。
S&P500:赤(5日線)・緑(10日線)・青(20日線)とそれぞれダブル天井の形になっており、いつ崩れてもおかしくない体制が整いつつあります。ナスダックも含め、アメリカ市場全体が停滞感を帯びてきました。日経先物だけが先走っている印象です。
ゴールド:非常に弱い動きが続いています。相場先生は先週から売りポジションを保有中とのことで、まだ継続保有されています。
銅:6月17日頃に6.44ドル付近で売りエントリー。大陰線を見て手仕舞いとなりましたが、その後もう1本下げました。結果的に1.8倍ほどの利益になったそうですが、持ち続けていれば2.2倍になった可能性もあったとのこと。
原油:相変わらず弱く、オレンジ際の戦いに負けて逆パンパカパンの形。ファンダメンタルズ分析では様々な見方が混在しますが、相場流では「チャートが下げているなら売ればいい」とシンプルに判断します。
コーヒー:相場先生が買いポジション保有中。ココアとは動きが異なりますのでそれぞれ個別に見ることが大切です。
コーン(トウモロコシ):ここしばらく下落が続いていますが、ほんの数本上がる場面が来る可能性があるので、そこを狙ってお小遣い稼ぎを狙いたいとのことです。
大豆:コーンより先に上げ始めたものの、青(20日線)に押し返される展開が続いています。
シュガー:前回リスナーから質問があった銘柄ですが、基本的には引き続き下落トレンドです。
ドイツ株価指数:相場先生は売りポジションを保有中。複数の天井が並ぶ形になっており、下方向への展開を想定しているとのこと。
塾生からココアで764万円の利益確定報告
株塾生から、ココア先物で764万円の利益確定の報告がありました。
- エントリー:6月16日の陽線を確認して買いエントリー
- 追加エントリー:番組放送後の6/18にも追加
- 利確:6月24日、前回高値近辺まで到達したところで、午後7時に1時間足のダブル逆下半身を確認して利確
- 内訳:IG証券641万円、GMOクリック証券123万円、合計764万円
- 保有期間:約6日間
チャートを見ると、底値が前の安値エリアまで下げず、オレンジ(100日線)が横ばいのまま推移していたことが読み取れます。移動平均線の並びは「オレンジ・紫・青・緑・赤」と整然としており、非常に教科書的なエントリーでした。

この塾生さんは先月も700〜800万円の利益を出されており、年間で1億円ペースの実績を積み上げています。毎回の勉強会にも欠かさず参加し、コツコツと稽古を続けている方です。
リスナーからの実践報告
相場先生の回答
素晴らしですね!カルビーの23本目反発、チャートを見ると本当にぴったりですね。
そして何より素晴らしいのは、『やりっぱなしにせず、反省して稽古している』という点です。 実はこれ、投資に限らず何でも一緒なんですよ。
私は学生時代に空手をやっていましたが、試合で負けるとね、当時はビデオなんてなかったから『なぜ負けたのか?』『どこでやられたのか?』を頭の中で必死に考えて、次に向けて猛稽古したものです。
トレードも全く同じ。こうやって復習して次の銘柄(三菱マテリアル)に活かせる人は、絶対に上達します。
さて、その三菱マテリアルのチャートですが、現状はしっかり利益が出えていてお見事!ただ、ここからはちょっとだけ注意が必要です。
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ボックス(横ばい)への警戒: オレンジ線(100日線)を割った後は、上下に激しく動くボックス相場になるか、そのまま突き抜けて下がるかの分岐点になります。
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過去の節目に注目: チャートを過去に遡ると、同じラインで何度も止まっている『節目』があります。
- いったん利確:『これだけ取れたんだから、欲張らずに一度ここで利食い(利益確定)しておく』のも選択肢。
というのも、最終的なトレンドは下落(紫の50日線が天井を打ち、オレンジの100日線も下を向き始めている)に向かっていますが、株価というのは一直線には下がらないからです。

最終的には下落するにしても、時々「一時的な上昇(リバウンド)」がありますので、そこを見越してトレードしなくてはいけません。
投資の提言
どんなきっかけでトレードを始めるのか
「どんなきっかけでトレードを始めるか」というテーマで、相場先生が実際に観察している10数銘柄を例に挙げながら、それぞれ「なぜ注目し始めたか」を解説されました。
天井並びからの下落を狙う:松井証券
松井証券のチャートを見ると、天井まで上げて大きく下げ、戻したものの前の高値を超えられず……という動きを繰り返しています。

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狙い目のきっかけ: 「天井並び」
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今後の見通し: 移動平均線が中央でぐじゃぐじゃと絡み合っており、上に抜ける可能性もありますが、下に大きく下げる可能性もあります。今はその下落のタイミングを狙って観察しているところです。
底値からの回復力を信じる:セブン&アイ・ホールディングス
一度大きく下げた後、底値が並んできて横ばいの動き(もみ合い)になっています。

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狙い目のきっかけ: 過去に「底近辺から紫(50日線)まで跳ね上げた力」があること。
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トレードの振り返り: 下落が前の安値できっちり止まったのを確認。その後、赤(5日線)の上にローソク足が乗る「下半身」が確定したタイミングで買いエントリー。最低でも前回と同じレベル(紫の線)までは上がると予測し、見事狙い通りに紫の線に当たったところで手仕舞い(利確)しました。
上昇の勢いの衰え(もみ合い)を狙う:MS&AD / 三菱UFJ
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MS&AD:上昇しているものの、勢いがなくもみ合った値動きが続いていた。本来なら上昇してもおかしくない局面で伸び悩む動きを見て、これは「上がるのを嫌がっている(上値が重い)」と判断し、売りを仕掛けました。

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三菱UFJ: 金利上昇の恩恵でガンガン上げてきましたが、本数を数えると底から16本目。相場流では「日柄(本数)」的にそろそろ利確売りが出る頃です。陰線が出たタイミングで売りを入れ、現在も保有しています。

- マクニカ: 青(20日線)、緑(10日線)、赤(5日線)の移動平均線が広がっている時は強い上昇トレンドですが、だんだんとすぼまってきて、緑と青がくっついてきました。これは勢いが弱まって、同じ価格帯を少し上げ下げしている証拠です。そのうち弱るんじゃないのかと見ている。

「前の高値に届かない」下落サインを狙う:電源開発 / 住友倉庫 / 商船三井
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電源開発: 週足で見るともの凄く上がっていましたが、一旦下げた後の反発で「前の高値」まで届きませんでした。これはマーケットにおいて、もうこの価格帯に魅力がない(売りの方が多い)というサインです。下落してきたところで売りを入れたら、狙い通り大きく下げてくれました。

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住友倉庫: ずっと上昇した後に一旦下げ、戻そうとしたものの前の高値に行かずに青を割り込みました。その後も反発を試みましたが、やはり前の高値を超えられず下げたため売りエントリー。結果的にオレンジとの戦いに負けて下落する形となりました。

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商船三井: 一度オレンジの100日線を割り込んだ後、頑張ってオレンジまで戻そうとしましたが「上ひげ」を出して失敗。さらに、下がってきている紫の線に当たって落とされる典型的な下落パターンになったため、この辺りで売りを入れて現在も保有しています。

長期的な下落トレンドを捉える:日本光電工業
日本光電工業: オレンジの線の下で、紫の線が下がってきている状態。そこから株価が上がったり下がったりを繰り返していました。だんだんと赤の線が下がってきて、下がっている紫の線に緑の線が当たって落ちてくる局面を、ずっと売りで狙っていました(途中で少し心配になって切ってしまいました)。

「逆下半身」のサインを見極める:阪急阪神ホールディングス
相場先生が「今回、一番(売りを)入れている」というのがこの銘柄です。
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狙い目のきっかけ: オレンジに当たった後、次の上昇が前の高値に届かず、6月始めの上値に抑えられた状態になったから。
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トレードの狙い: そこから赤の線を陰線が割り込む「逆下半身」が出たため、空売りを仕掛けました。「阪神ファンに怒られそうだけど、一応俺はヤクルトファンだから(笑)」という相場先生のジョークも飛び出しました。

その他の注目銘柄
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ピジョン: 週足・月足を見ると下値を切り上げており、日足でも予定通り利益を取れています。

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ニトリ: オレンジ(100日線)にぶつかってもみ合っていました。上に抜ければ買い、下に抜ければ売りですが、下に抜けたので売りエントリーした。

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シスメックス: 週足で大きく下げてきた銘柄。青まで行って下げる動きをしていますが、下値は割っていません。もう一回下がった後の「次の上昇」を狙っています。

YouTube延長配信:リスナーからの質問&コメント
Q1. ネクステージ(3186):高値を抜けたので買いました

相場先生の回答: 抜けたのを見てから翌日の寄り付きで買うと、その後の2日間は上手く行ったけど、どこで手仕舞ったかで一時的なマイナスを食らうことがあります。
しかし、週足を見ると移動平均線が下から順にきれいに並ぶ「パンパカパン」の強い状態です。月足で見ても、一度下げてからの戻り局面。ここは売りのヘッジを少し入れるなどして耐え、日足で「次の下半身(再上昇のサイン)」が出るのを待つ(復活待ち)のが正解です。
Q2. ディスコ(6146):今からの買いは高値掴み?
相場先生の回答: 直近の安値から数えて13〜14本目あたりで買うのは、日柄的に高値掴みになるリスクが非常に高いです。一度下げて、戻ってくるのを待つ必要があります。 ディスコは月足で見れば綺麗な「パンパカパン」で、週足も「ダブル底」を形成しているので、基本は上がると思います。

Q3. 富士通(6702):横ばいの動きからエントリーする要点は?
相場先生の回答: 日足だけを見ると、前の安値でしっかり止まって底を形成している(ボックス圏)ように見えます。もうすぐ緑と赤の線が近づいて「下半身」になりそうな良い形です。
ただし、注意すべきは「週足」です。週足を見ると、実は長らく上昇した末の天井圏に近い場所にいます。しかも紫の線が天井を打ち、青の線が下を向いています。
日足の「下半身」で買っても、あまり上がらずに落ちてしまう可能性(ボックスの上限で叩かれるリスク)があるため、上昇が弱まって「逆下半身」になったらすぐに売りを入れるなど、両睨み(上下どちらにも対応できる構え)でやったほうがいいですね。
Q4. 20代で2000万円の資産があるなら、何に投資する?
相場先生の回答:20代で2000万円を貯めたというのは本当に素晴らしいことです! 私がもし今20代なら、自信を持って「自分の勉強(自己投資)のためにお金を使う」と答えます。20代は何でもできる年齢です。知識や経験にお金を使うことが、将来一番大きなリターンになります。
もし「どうしても投資(株)に使いたい」というのであれば、2000万円全額をいきなり突っ込んではいけません。 まずは30万円ほどを口座に入れ、CFD(差金決済取引)などを1単位ずつ買う練習をしてください。1単位なら損をしても数千円〜数万円程度です。
そうして練習を重ね、上手くなったら2単位に増やす。20代だから急ぐ必要はまったくありません。時間をかけて技術を磨いていきましょう。
Q5. ロスカットに泣かないための「待ちの姿勢」
相場先生の回答:株価が下がっている時、あるいはもみ合っている時に焦ってエントリーすると、相場の上下のダマシ(上下のヒゲなど)に引っかかりやすくなります。大切なのは「結論が出るのを待つ姿勢」です。
- 買いを入れるなら: 下げがしっかり収まり、移動平均線(緑と赤)が収縮して、ローソク足が上に抜ける「下半身」の形になるのをじっくり待ちます。
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空売りを入れるなら: 上昇の勢いがなくなり、青や緑の線が上がっている間は簡単には下がらないので、天井圏でのもみ合いが終わり、下落のサインがはっきり出てから入ります。
「右往左往」して無駄なロスカットを繰り返さないためにも、まずは狙いを定めた観察銘柄が、自分の得意なパターン(きっかけ)の形になるまで、手を出さずに「じっくりと待つ」ことを意識してみましょう!
Q6. キリンホールディングス(2503):前日の高値更新、翌朝の買いはあり?
相場先生の回答: 週足で見るとまだ上昇9本目なので可能性はありますが、日足ベースで底から数えるとすでに13本目。ここからのエントリーは、日柄的に少し「遅い(若い本数ではない)」と言えます。
ここから陽線が何本も続く可能性より、一旦陰線が出て下がるリスクの方が高いです。今持っている分は一度手仕舞いするか、今から無理に飛び乗るよりも、「一旦下げて、再度戻ってきたところ(押し目)」を狙う方が安全です。

