十分な蓄えが無いと厳しい老後生活が待っている
先日、私がたまたま見たNHKの番組について資産運用に絡めた記事を書いたところ、そこそこのアクセスがありましたので、この問題について真剣に考えておられる方が多いと感じました。
本日、調べもののためにネットサーフィンをしていましたところ、結構ショッキングな記事に目が留まりました。
米大手金融機関Wells Fargoの調査では、ミドルクラス(中流階級)に属するアメリカ人の22%は、「退職後快適に暮らせるための十分なお金が無い場合、早死にした方がいい」と回答。
引用元:22% of Workers Would Rather Die Early Than Run Out of Money
まさか本気で「早死に」を考えているとは思えませんが、平均的なアメリカ人にとって、「老後の生活はかなり厳しいものになる」と考えている人が多いのだと思います。
さらに同記事では、50代の48%は「仕事を辞めると(生活するにおいて)十分な蓄えが無い」と答えていると紹介しています。
従って、現在の生活の質を落としたくなければ可能な限り働き続けるか、そうでない場合、かなりの節約生活を余儀なくされるとのことです。
これが世界一のGDPを誇り、そして世界一億万長者が多いアメリカの現実なのかと考えさせられる記事です。
アメリカで職を失うということは、本当に恐ろしいことです。退職金がない・・・、次の職がなかなか見つからない・・・、家のローンが払えない・・・、医療保険がない・・・。ただでさえ医療費が高額なアメリカで、「医療保険がない」というのは本当に恐ろしいことです。
これは日本のような恵まれた国に住んでいる人には到底理解できないことでしょう。
十分な蓄えができない理由
同記事では、ミドルクラスのアメリカ人が十分な貯蓄をする余裕が無い理由として、高い生活費を挙げています。
事実、アメリカ人の支出の65%は家賃(あるいは住宅ローンの支払い)、医療費、食費、そして交通費に費やされているとのことです。
住む場所にもよりますが、確かにアメリカの都市部においての生活費は、日本よりも高い水準にあると思います。
「マンハッタンの家賃の平均は月3851ドル(約47万円)で全米平均の4倍以上、また住宅価格の平均は136万ドル(約1億6800万円)で4.5倍以上」
引用元:NYは全米一、老後に向かない街 全米200都市を調査(Bi-Daily Sun New York)
このようにニューヨークは生活費が非常に高く、特にマンハッタンはもはや高額所得者で無い限り住むことができません。
そんな中、25年以上もマンハッタンに住んでいる私の知人は、レントコントロール(家賃規制)という法律が適用されているアパートに住んでいるため、イーストビレッジという人気エリアに住んでいながら、毎月の家賃は600ドルくらいしか払っていませんけどね。
なんとも、羨ましい限りです。
余裕のある老後生活のための株式投資
日経平均も21000円目前となり、これから株式投資を始めてみようと思われている方が多いと思います。
もちろん、株式投資で結果を出すためには、日々の研究とそれを継続させるための意志力、そして胆力が必要になってきます。
アメリカの社会保障はかなりお粗末なものですが、それと比べると日本のセーフティネットはかなりしっかりとしています。しかしながら、余裕のある老後生活を送るために、今のうちから何らかの対策を打っておくのが良いと思います。どんな技術であっても一朝一夕には身につきませんからね。
私が行っている株式トレードはその「対策」の一つです。
株式トレードの手法は数多くありますが、その中でも練習次第で誰でも上達できる「うねり取り手法」を私は実践しています。
相場師朗氏が教える「株のうねり取り手法」とは?
相場師朗氏が教える株のうねり取り手法については、以下の記事で詳しくご説明しています。