Gerd AltmannによるPixabayからの画像
中国不動産大手の中国恒大(こうだい)集団で過剰債務問題が深刻化
危ない危ないと言われてきた中国恒大ですが、とうとう経営破綻の危機に追い込まれたようです。
恒大集団が販売した金融商品の満期日に一括返済ができず、返済を求める個人投資家が恒大集団に押し寄せました。
同社のオフィスでは、大勢の投資家たちが「カネ返せ」と怒鳴っています。
中国の不動産開発大手「恒大集団」が破綻危機にあり、リーマン・ショック級の大問題となる可能性が出てきました。今月の21日が返済日となってる、それまで中国政府が救済しなかった場合は中国経済に深刻なショックを与えるだけでなく、国際金融市場まで揺らすpic.twitter.com/oZfWmrmdMC
— Alan~速報~🇯🇵🇲🇳🇺🇸 (@MogolianAlan) September 13, 2021
中国で第2位の不動産開発会社・中国恒大集団が3000億ドルを超える膨大な負債で破産の危機…
中国政府が救済するかどうかは不透明で投資家は売却を急いでいるpic.twitter.com/Xbg9xKxwlL— Alan~速報~🇯🇵🇲🇳🇺🇸 (@MogolianAlan) September 13, 2021
中国恒大集団が9月20日が期限の利払いができない見込みだと主要銀行に通知。市場では、混乱を伴って幅広い影響をもたらす形の経営破綻に追い込まれる可能性や、「管理された倒産」を余儀なくされる可能性が取りざたされる。政府による救済の公算は小さいとみられている。pic.twitter.com/apnvYn70ci
— Alan~速報~🇯🇵🇲🇳🇺🇸 (@MogolianAlan) September 15, 2021
ゴールドマンサックスは、過剰債務と資金繰り不安に揺れる中国恒大集団の問題が、中国不動産セクター全体に波及する恐れがあるとの見方を示しています。
ゴールドマンのアナリストはノートで「中国恒大の不動産開発事業に一段の混乱が生じた場合、国内の不動産購入者や投資家のセンチメントに非常に悪い影響を与え、影響は不動産セクター全体に波及する可能性がある」と指摘。同社の選択肢として、オンショア事業の継続に向けた企業改革、第三者による出資、債務・株式の再編を挙げた。
中国恒大問題、業界全体に波及の恐れ=ゴールドマンとJPモルガン https://t.co/X9cIUJVIgA
— ロイター (@ReutersJapan) September 16, 2021
リーマンショック級の金融危機に発展するのか?
評論家の渡邊哲也氏によりますと、破綻の規模は26兆円ほどになるようです。
中国恒大 金融負債10兆円 買掛金等未払い残高16兆円 計26兆円規模の破綻になりそうです。 標準シナリオで債券の回収率25% 最悪の想定では15%以下になると推定
— 渡邉哲也Ver2.0ワクチン接種済 (@daitojimari) September 15, 2021
21日に借入金利払い期限を迎えますので、この日で終了となるかもしれません。
年内最大の下落リスクは既に織り込まれているテーパリングでもなく、これだと思う。
どうやら、中国一国の問題に留まらないっぽく、リーマンショック再来の匂いもする。
ちなみに、最初のハードルは21日の借入金利払い期限。
当然、返す金はない。さてどうなる?https://t.co/o7YMTSkJZR
— fujisan3b (@fujisan3b) September 11, 2021
余命5日 ■UPDATE 1-中国恒大、20日期限の利払い履行不能との報道 流動性危機深刻に https://t.co/mETxtUXtaV
— 渡邉哲也Ver2.0ワクチン接種済 (@daitojimari) September 15, 2021
中国恒大の破綻は同業他社にも影響を与えるようで、破綻の影響は中国の不動産業界全体に広がるようです。
不動産バブル崩壊 ■中国恒大の債務問題、同業他社の借り換えにも影響広がる見込み https://t.co/Kvbn8MReSF 向こう数カ月でさらにデベロッパーが破綻するだろう
— 渡邉哲也Ver2.0ワクチン接種済 (@daitojimari) September 14, 2021
中国恒大集団の債務危機、
怒る投資家の抗議活動が国内全土に広がっている…— Alan~速報~🇯🇵🇲🇳🇺🇸 (@MogolianAlan) September 15, 2021
平家物語のような中国経済
最後に、今の中国経済の状態をうまく表現されている地味鉄庵 Jimi-tetsu-anさんのツイートで締めくくりたいと思います。
2008年・リーマンショック→中国高笑い。
2021年・中国恒大ショック→中国大焦り。
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり……になりそう。— 地味鉄庵 Jimi-tetsu-an (@ottotto7007) September 10, 2021
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。奢れる人も久からず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者も遂にはほろびぬ、偏ひとへに風の前の塵におなじ。
現代語訳:祇園精舎の鐘の音は、「諸行無常」、つまりこの世のすべては絶えず変化していくものだという響きが含まれている。沙羅双樹の花の色は、どんなに勢い盛んな者も必ず衰えるという道理を示している。世に栄えて得意になっている者がいても、その栄華は長く続くものではなく、まるで覚めやすい春の夜の夢のようだ。勢いが盛んな者も結局は滅亡してしまうような、風の前の塵と同じである。
その証拠に、世界の時価総額トップ10から中国企業が消えたようです。まさに平家物語のような中国経済です。
世界の時価総額トップ10から中国企業消える-テンセント、11位に後退 https://t.co/5oKMWk0B11 @businessより
ブルームバーグがまとめたデータで、中国企業が世界の上位10社に含まれないのは2017年以来。 アリババグループは今年先にトップ10から脱落していた。
— たけぞう (@noatake1127) September 16, 2021