9月19日放送の「相場師朗の株は技術だ!」を視聴した
今回の番組では、多くの時間を割いて日経先物の現在の動きと、今後の予測をしていただきました。
現在、日経先物は天井圏での動きとなっています。
上昇相場や下落相場と違って、天井圏では値動きが荒くなり、数日といった短いスパンで上げ下げを繰り返しますので、玉の長持ちは禁物です。
天井圏では天井圏での戦い方があり、通常の相場流のやり方である、下半身で買って、本数(9本が基本)や逆下半身出現等の理由で手仕舞いすると、上手く行きません。
例えば、9月11日から5日間上げて、過去の高値に到達して、下げています。
この間、下半身で買って逆下半身出現で手仕舞うと、損失になってしまいます。ですので、ここは前の高値に達して時点で手仕舞う必要が出てきます。
日経先物の今後の動きは?
相場先生は、「今後の動きは上げ下げどちらもありうる」と話していました(9月19日の放送日時点での予測です)。
まずは上に抜ける可能性です。
その理由として、赤の5日線が紫を割らずに上昇し、そして、青の30日線が上を向き始めてきているからです。
そして、この後に陽線が出れば、上に抜けてくるということでした。
次は、翌日陰線が出て下げるという可能性です。
陰線が出ると赤だけではなく緑の10日線も割ってくることになりますので、売りを入れた場合は2~3日で手仕舞った方が良いとのことでした。
実際は陰線が出現して、下がってきました。
番組終了後のYouTubeライブでも、上げ下げ両方の予測をされましたが、実際は下げてきましたので、ここでは下げの予測のことを書きます。
相場先生は、陰線で下げた場合はロウソク足1~2本はとれるだろうとのことでした。
問題はそのあとです。
もしその後も下げてくると、オレンジの100日線まで下げることになります(実際に、下ヒゲでオレンジまで下げてきました)。
さらに下げてオレンジを割ってくると、(日経先物が)弱ってきている証拠とみることができます。
現時点ではオレンジの線は、まだ上を向いていますので、価格がオレンジを割ったとしても、軽く下げただけで戻るだろうということが予測できます。
その後、少し上げただけでオレンジを超えずに逆下半身が出ると、かなり下げるのではないか、と相場先生は話していました。
週足ではW天井形成の可能性も?
最後に日経先物の週足を見てみます。
陰線コマで緑の10週線を割っていますが、依然として赤は緑の上にあり、赤の5週線は上を向いたままです。
しかしながら、もし来週以降(9月25日以降)、このまま下げてくると、週足ではW天井を形成することになります。
日本株の動きに影響与えるダウ平均とS&P500指数の週足は、すでにW天井を形成しているように見えます。
来週以降の日経先物の動きに注目です。