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リーディング練習を継続するとトレードすべき局面とそうでない局面が分かってくる

驚くべきリーディング練習の効果

私は毎朝リーディング練習を55枚(1銘柄30年分)やっています。これは朝食後に行うルーティン行動になっていますので、リーディング練習をやらない日はありません。

また、リーディング練習をした後は、確認のために相場チャートを使って適当な期間を選んで建玉の練習をするのですが、日足と週足、そして移動平均線の微妙な動きから、先の先の動きが段々と読めるようになってきました。

そのおかげでショットガンやショートトレードの確度がかなり向上したのを実感しています。つまり、勝てる局面になるまで待つことができるようになり、また、適切なタイミングで手仕舞いすることができるようになりました。

私は「玉の長持ち」という悪い癖を持っていたため、正しいところでエントリーしても手仕舞いのタイミングを外していました。また、分からない局面でもついついトレードしてしまうことがあったのですが、リーディングの確度が向上したため、このようなミスをすることがなくなりました。

もちろん数回のショットガントレードでしたら、負けることはありますが、10回のショットガンでは負け越すことはまずありません。また、ショートトレードにおいても、数日という短い期間でしたらマイナスを抱え込むことはありますが、最終的には勝ちトレードに持って行くコツを掴めるようになりました。

改めて毎日のリーディング練習の効果を実感することができました。この練習方法を開発された相場師朗先生には大変感謝しております。

戦いやすい場面と戦いにくい場面

2017年11月7日放送の「相場師朗の株塾」のテーマは、「戦いやすい場面、戦いにくい場面」でした。

今回の番組の要諦は以下の二点でした。

  • 5日線と20日線が上を向いている時は買いで勝負する局面なので、不用意に空売りを入れると持って行かれてしまう
  • 反対に、5日線と20日線が下を向いている時は売りで勝負する局面なので、先の動きを読むことなく買玉を入れてしまうと失敗してしまう

課外授業ではリスナーさんからの質問に答えていた時、相場先生は次のように話されていました。

「皆さんが買うところも私が買うところも同じところなんです。入れる金額が違うから儲けの額が格段に違うだけです。つまり、プロは特別な難しいところで入れているのではなく、プロほど簡単なところで入れていて、そこで多く(金額)を入れるからいい結果がでるのです」

相場先生の手法を学んでいる私たちにとって、この言葉は重要だと思います。

私は相場先生のセミナーには何度か参加しましたが、トレード判断を下すために使っていたのは日足、移動平均線、日柄、前の高値・安値、節目、酒田新値のみです。これは今も変わっていません。

あまりにもシンプルなため、セミナー出席者に中には「相場先生のやり方はあまりにもシンプル過ぎる・・・。なにか他に隠しているのではないか?」と疑問を持つ人もいたようです。このように思われた方の気持ちは分かります。それほどまでに相場先生のトレードのやり方はシンプルなのです。

リーディング練習とその学びの記録

私はリーディング練習をする時、気になったチャートをワードに貼り付けて、新たな気づきをコメントとして記入しています。

一銘柄につき数か所、多い時は十数か所のチャートをワードに張り付けて保存していますので、今ではかなりのストックになってきました。たまに過去のリーディング練習を振り返ると、進歩していることがよく分かります。

今日私がリーディング練習した銘柄は「キッコーマン(2801)」でした。

2017年11月7日放送の「相場師朗の株塾」のテーマに沿った局面を探したところ、ここ数年では2014年4月~2014年8月、そして2014年10月~2015年4月の上昇局面がそれにあたると思います。

キッコーマン日足チャート

キッコーマン日足チャート

これらの期間は各移動平均線が上を向いている「パンパカパン」の状態ですので、不用意に空売りで勝負してしまうと上に持って行かれます。

半年ほど掛けて形成されたC局面(上昇局面)がA局面(下落局面)に変遷するためには、まずは20日線と60日線の傾きが緩やかになり、そして横ばいになる必要があります。その後、各移動平均線の順番の入れ替わりが起こり、本格的な下げ相場に入って行くという「手続き」を踏む必要があるわけですね。

つまり、5日線が下を向いていたとしても、それより長い期間の移動平均線が上を向いている状況では、再上昇することがあるということが分かります。

ということは、本気の空売りで勝負するのであれば、20日線や60日線が横ばいになるまで待てばよいわけですから、わざわざ変なところで玉を入れて損切りをすることもなくなります。

移動平均線の傾きや順番の入れ替わりを勘案することで、どこでトレードすべきかが分かるようになってきますので、A、B、Cそれぞれの局面では、売りと買いのどちらを本玉にすべきかが容易に判断できます。

リーディング練習をやればやるほどシンプルなルールで勝てることが分かってきますので、毎朝の練習が楽しくて仕方がないですね。

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