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日経平均株価の大幅上昇後はどう対応すればよいのか?

Gerd AltmannによるPixabayからの画像

6月27日放送の「相場師朗の株は技術だ!」を視聴した

番組冒頭では個別株の話がありました。

現在、相場先生は日本郵船の買いを持っているとのことで、買いを入れた理由は、W底を形成したからです。


TradingViewで日本郵船のチャートを見る

今現在は上昇中ですが、この上げが長く続くとは思っていないとのこと。その理由は月足で過去数か月の高値に迫っているからです。

今後の戦略としては、買い玉を保有しながら過去の高値付近で売りを入れると話していました。

売りを入れた後に上昇したら売り玉はマイナスになりますが、下の方で買った玉の利益が増えるため、トータルではプラスのままです。

そうこうしているうちに、前の高値付近で上昇力が弱まり下げ始めたら、買い玉は手仕舞って売り玉のみとなり、このトレードは勝ちとなります。

相場の提言

今回の投資の提言は、「大幅長期上昇の後の下落への対応」でした。

今ずっと上げてきて、最近、それなりに下げてきたので、この後はどう対応すべきかというのが、今回の提言です。

23年4月27日に緑の線を割って以来、6月23日に久しぶりの緑割れの状態になりました。

そして、緑が下を向き始めていますので、今年に入り、初めての下落らしい下落となります。

この後の対応ですが、今の下落は大幅下落になるにしても、小幅下落になるにしても、どこかで必ず下半身が出ます。そうなれば、そこが買い場となります。


TradingViewで日経先物のチャートを見る

27日の番組の中では、オレンジ、青、紫がまだ上を向いていますので、上昇力は強いままです。その中の一時的な下げですので、下げが長く続くことはない、と話していました。

下半身出現後に買いを入れるとして、それが何日上昇するかは分かりません。その後の(上昇の)弱り方を見て、判断することになります。

まとめますと、大幅長期上昇後の対応は、この下落で売りが入っていれば、ある程度の本数を持つとか、下半身まで売り玉を持つことになります。そして、下半身では買いを入れて、その後の上昇がどこまで行くかは日々の観察が必要となります。

また、33200円辺りまで上げた後に下げることも考えられます。なぜならば、この価格帯に過去数日間のロウソク足の下ヒゲが揃っているレベルになるからです。

日経先物の今後の動き

番組終了後のYouTubeライブでは、日経先物の今後の動きに関して、3つのシナリオを解説していただけました。

一つ目は、明日あたりに下半身が出る。下半身が出たら買いを入れる。

二つ目は、まだ下がるとしたら、青の30日線に当たった辺り(32000円のレベル)まで下げたとしたら、その辺で横ばって行って下半身になる。

三つ目は、何かイベントがあって、青を割ってさらに下げて行く。その時は大幅下落になる。

7月1日時点での日経先物の日足は、一つ目の予測の動きになっています。

問題は、下半身が出た後の動きですが、相場先生は「いつまで上がるかは分からない」と話していました。

そのまま上がるとして、最初の陰線(赤の上にある場合)で手仕舞うのはまだ早いとのことですが、ただし、その陰線が逆下半身であれば、手仕舞った方がよいとのことです。

ソフトバンクグループ

最後にソフトバンクグループの動きついての解説がありました。日足チャートを見ると、急上昇するまでの株価形成の過程がよく分かります。


TradingViewでソフトバンクグループのチャートを見る

逆PPPで下げてきたけど、下げ止まり、青まで上げましたが、完全に超えられないが、青にまとわりつくような動きを見せた後、少し下げたけど前の安値まで下げずに上昇した。

次は紫まで上昇した後に少し下げたけど、前の安値まで下げずに上昇して、今度は紫を越えました。その後、少し下げましたが、紫を割らずに急上昇しています。この時の移動平均線の並びはPPPとなっています。

今後の動きですが、週足を見ると過去の高値に差し掛かっていることが分かります。しかし、下値は一定していますし、移動平均線が集中しています。

移動平均線が集中した後は、どちらかの方向に大きく動くことになります。

次に月足も見てみます。5000円の下値が揃っています。つまり、ソフトバンクグループの株価は5000円まで下げると買いが入り、上昇するということが分かります。

相場先生のトレードの技で、「N大(ニチダイ)」というのがあります。ソフトバンクグループの株価の上昇過程は、N大を何度か形成していった結果、大幅上昇になったということです。

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