
相場の潮流
2026年7月16日放送「株は技術だ!」の注目ポイントをまとめました。
本日のマーケット振り返り
7月16日の東京株式市場では、日経平均株価が3日ぶりに反落しました。前日のアメリカ株式市場で半導体関連銘柄が下落した流れを受け、東京市場でも人工知能(AI)半導体関連株に売りが波及する展開となりました。
日経平均の下げ幅は、一時2,200円を超える場面もありました。半導体株の比重が大きい韓国総合株価指数の下落率が7%を超える場面では、これに歩調を合わせる形で日本の半導体関連銘柄への売り圧力が強まりました。
本日の主要データ
- 日経平均株価:66,835円54銭(前日比▲1,915円97銭)
- 東証プライムの売買代金:概算9兆5,639億円
- 東証プライムの売買高:21億2,015万株
- 値下がり銘柄数:1,070銘柄
- 値上がり銘柄数:446銘柄
- 横ばい銘柄数:42銘柄
韓国株の急落と過去のバブル相場
相場先生によると、韓国では現在株式投資ブームが起きているそうです。
ただ、相場先生はこうした投資熱の高まりをこれまで何度も見てきました。
1990年の日本のバブル崩壊やITバブルなど、数々の投資ブームを見てきた経験からすると、「上がり続ける相場は存在しない」といいます。
株式相場は上昇すれば、いずれ利益確定売りが出ます。どれほど勢いよく上昇したとしても、永遠に上がり続けることはなく、どこかで調整局面を迎えるのが市場の常です。
日経平均先物はボックス相場が継続
日経先物は7日間のボックス相場
相場先生が最も注目しているのが日経先物です。
一見すると、最近の値動きは上昇と下落を繰り返しており、投資家は振り回されやすい状況になっています。
しかしチャートを冷静に見ると、日経先物は6万9000円~6万7000円のボックス圏で推移していることが分かります。
6万9000円付近には過去の高値や重要な節目が重なっており、強い上値抵抗として機能しています。一方で6万7000円付近も下値支持線として意識されており、現在はそのレンジの中で値動きしている状態です。
今後のシナリオは2つ
相場先生は今後の展開として、次の2つのシナリオを想定しています。
シナリオ1:6万7000円で反発
ボックス下限である6万7000円付近から反発し、再び6万9000円を目指す展開です。
さらに6万9000円を明確に突破できれば、新たな上昇トレンドへ発展する可能性があります。
シナリオ2:6万7000円割れ
もう一つは、6万7000円を下抜けて下落が加速するケースです。
現在の日経先物はボックスの中にありますが、相場先生によると「ボックスは必ずどちらかに振れる」とのことです。そのため、今後はレンジを上抜けるのか、それとも下抜けるのかに注目する必要があります。
なお、先生は「どちらかと言えば、次は下がる順番ではないか」との見方を示していました。
NYダウのチャートパターンにも警戒感
NYダウの日足チャート(昨年7月からの推移)を見ると、非常にわかりやすい規則性(サイクル)があります。
-
大きく上昇した後、「青の移動平均線」まで下落する。
-
そこからさらに、定期的に「紫の移動平均線」まで大きく下落する。
この「そろそろ利益確定しないと危ない」と感じる局面は、1年間で約12回(月に1回ペース)訪れています。

現在の流れから見ると、まずは青の20日線までの下げは確実視され、その後「3回目の紫の50日線」まで下げるかどうかが焦点です。もしそこまで下げれば、いったんの「天井」を意味するため、米国株の動向には警戒が必要です。
銅は買いポジションを継続
銅は一度天井を付けた後、前回高値を超えられないまま大きく下落しました。しかし、その後は次のような動きを見せています。
・オレンジ(100日線)まで下落
・ボックス相場を形成
・安値を切り上げながら推移
・ボックスの上限を上抜け
相場先生は、こうした動きから上昇の可能性が高いと判断し、ボックス上抜けと安値切り上げを確認したうえで買いエントリーしたとのことです。
現在も買い玉を保有しており、放送日時点では手仕舞うかどうか悩んでいると話していました。
リスナーからの質問(銅について)
相場先生:前の高値というのはここですね(①の高値)。到達しないとは言い切れませんが、注意が必要な水準です。様子を見ながら進めた方が良いでしょう。
仮にその水準まで到達したとしても、すんなり通過するのではなく、もみ合いになる可能性が高いと考えられます。その点は心構えとして持っておいた方が良いでしょう。
さらにその先の高値(②の高値)については、かなり強い抵抗になると見られ、突破は簡単ではありません。ただし、到達する可能性がないわけではありません。
ナスダックは値動きが収縮、方向感待ち
相場先生によると、このような煮詰まった状態は、いずれ大きく上下どちらかへ放れる可能性があるとのことです。そのため、今後の値動きを観察する必要があると話していました。
プラチナは底打ちの可能性
プラチナは、上からオレンジ・紫・青・緑・赤の移動平均線が並ぶ下落基調の中で、11日間下げ続けた後にダブル底を形成し、12日目から反発に転じました。

その後、一旦青の移動平均線まで値を戻す場面がありましたが、次の押し目では前回の安値を下回らず、さらにもう一段の下落もわずか1日にとどまり、下値を切り上げる形となりました。
相場先生はこの動きを「買い」の好機と見ており、青の移動平均線の上でもみ合いが続くようであれば、一旦買いポジションを手仕舞うか、上抜けを待って改めて買いを狙うかという判断になるとのことでした。
プラチナはこの動きにより、金属相場全体の中でも復活の兆しを見せていると総括しました。
ゴールドは下げ止まりを確認したい局面
ゴールドについては、プラチナほどの回復力はまだ見られず、当日も下落しました。ただし、一度は青の移動平均線まで戻す動きがあり、直近でも同様の動きが見られることから、翌日に陽線が出れば買いのチャンスとなる可能性があるとのことでした。
また、緑(10日線)と青(20日線)の移動平均線の間隔が縮まってきている点にも注目していました。これは直近の下落局面が一服し、下げ止まりつつあることを示すサインだと説明しました。
このため、当日の陰線だけを見て売りに動くのではなく、翌日以降の値動きを見極める必要があるとのことでした。
ビットコインは底打ち後の回復局面
ビットコインは全盛期の高値からほぼ半値まで下落した局面を脱し、現在は青の移動平均線の上で推移しています。
相場先生は、翌日に上方向へ抜ければ、もう少し上昇する可能性があると見ています。ただし、オレンジの移動平均線については、その下に紫の移動平均線が控えているため、簡単には超えられないとの見方でした。
シルバーは売り目線
最後に取り上げたのがシルバーです。
シルバーについては、相場先生は売りポジションを保有しているとのことでした。

青の移動平均線の傾きが他の銘柄と比べて急であることから、金属セクターの中では最も下落しやすいと判断し、売りを入れているとのことです。
手仕舞いのタイミングは未定としつつ、視聴者に向けては「自分のポジションに追随するのではなく、チャートの角度などを参考にしながら、各自で銘柄を選び、自分なりの判断で取り組んでほしい」と話していました。
投資の提言
今回の投資の提言では、大豆の先物CFDについて、月足チャートを用いた解説がありました。
大豆先物は歴史的な重要価格帯に到達
まず月足チャートを見ると、現在の価格帯は過去の重要な高値や安値と重なっています。
- 2025年のしこりの上限
- 2022年の暴落時の下ヒゲ
- 2016年の高値
- 2013年の大底圏
- 2009年の高値圏

このように長期チャートをさかのぼって確認すると、現在の価格が過去の重要な転換点と何度も重なっていることが分かります。
相場先生は、こうした価格帯を「いわくつきの価格」として注目しています。
週足では改善の兆し
続いて週足チャートでは、下値が切り上がりながら紫の上に青・緑と重なり、さらに下値を切り上げてオレンジ(100週線)の上に到達しています。
一度オレンジ線まで下落したものの割り込むことなく反発し、その後は24年3月のしこりに並んだことでダブル天井を形成して下落しました。現在は紫まで下げた後に上昇しており、このまま上に抜けることができるのかが注目されます。

ここで重要になってくるのがオレンジの100週移動平均線です。
100週線は約2年間の平均価格を示しますが、それまで下落していた100週線が横ばいとなり、さらに上向きへ転じ始めています。
これは下値圏での売り圧力が弱まり、大豆相場が良い局面を迎えつつあることを示していると相場先生は解説していました。
リスナーからの質問
下値切り上げが陰線だった場合の買いについて
9107川崎汽船・5713住友金属鉱山の損切りについて

住友金属鉱山も同じ。この方は日足を見て、週足で条件が並んだところで売りを入れた。それは正しかった。ただ陽線を見て怖くなってしまったんですね。でも、これ(6/22の陽線)はビビらない。なぜかというと、オレンジの線より下に株価がある場合は上がっても下がる傾向があるし、さらにオレンジより紫の線が下にあるからなんです。
ここで論点が二つあります。一つは、並んだ4日間の下側の高値まで行っていない陽線だということ。これは、その価格帯で売り買いが成立しなかったということを意味します。
もう一つは、赤い線より上の陽線は無視していいということ。だから、追加せずにキープ、キープ、キープでいくんです。前の安値に並んだから、注意しながら見ていく。

本数で数えると9本。まだ行ける。1、2、3、4、5、6、7…11日目に陽線で終わり。6/19に売りを入れて、6/22の陽線は我慢してキープ。この陽線から学んでほしいんです。
もう一つやり方があります。売りを入れて怖くなって手仕舞ってしまった場合、そこで終わらせるんじゃなくて、次に下げたのを見てもう一度売りを入れればいいんです。
YouTube延長配信:リスナーからの質問&コメント
6146ディスコ・9984ソフトバンクの今後について
相場先生の回答:私が言った通りになったんですね。これはオレンジ辺りの戦いになるだろうということですね。
皆さん、もう一度覚えてほしいんですけど、オレンジと紫の間に上から下がってきて入ると、ボックスを作ってしまうんです。だから、上がると思って買っても下がってしまうし、下がると思って売っても上がってしまう。

今だと、どちらかというとこれは売りですけど、売りを入れるなら入れて、もう一本陰線ができれば万々歳です。でもこの辺(7/8辺りの安値)は危ないですね。でも、どちらかというと下がるのかな。紫の下に青が入っていますし、紫は天井に来ているから、ボックスを作るだろうな。売りを入れるなら入れてください。
そしてローソク1本か2本獲って終わり。危なくなったら終わりということですね。
6471日本精工の売りについて
相場先生の回答:7/9の陰線で売りを入れたんですね。これ上を見ていただくと、オレンジが上がっていて天井をつけて下を見ていますよね。オレンジに当たってダメ、オレンジに行ってダメ、オレンジに行ってダメ、これはボックス圏です。
そうすると、ここが下限の可能性があるんです。皆さんに覚えていただきたいのはここですね。オレンジの下に入ると、銘柄に関わらずボックスの形になるんです。だから、もし売った時は、これが下限でこれが上限だから、気をつけないと持っていかれちゃう。

ただ、いずれどちらかに動く。どちらかというと、オレンジが上がっているのが横ばいになって下がっているから、下に行くような気もするんだけど、それはなってからじゃないとやらない方がいい。だから、先週の木曜日で売りを入れた方は、今トントンです。
これをどうするかというと、明日陰線が出れば下げっぽいな。2日間下半身だから、上がっちゃうかもしれないな。
週足を見てみますと、下がる可能性の方が高いですね。青が下がって、ここでダブル天井をつけて。このチャートを逆にすれば、これは上げなんですよ。底を作って青の上で頑張って、これが上がったということは、元のチャートに戻せば、これは下げだ。

だとしたら、ちょっと売りを持っててみたらどうかな。明日陽線で上げちゃったら、売りを持ったまま買いヘッジを入れて。どうして買いヘッジかというと、依然下がると思ってるんです。
下がると思ってるんだけど、一時的に上がった時に気分悪いですよね。本気で上げるかもしれないから、ここで入れた売りを持ったまま、明日下半身が出たら売りを持ったまま買いを入れて1-1。どっかで力尽きたら買いを切って、売りを足してやる。過去の高値まで行かずに力尽きると、グッと下げてくる感じです。
2503キリンホールディングスの手仕舞いについて
相場先生のコメント:これか、これだな。よかったね。この辺で買ったんだよな。これアドバイスしたんだ。
砂糖の陰線2本並びと青線の関係について
相場先生の回答:この方は、砂糖の先物で上がっているところを買って利益を得ていましたね。陰線2本が出たところで終わりにしよう、という話でした。その時はまだ上がっていた状態でした。

現在どうするかという話ですが、ずっと下げてきて、週足の紫まで上がった。下げてもう一度紫まで行った。下がったけど、前の安値を割っていません。だから、もう一度上がったと考えられる。

ただ、一旦下げるかもしれないけど、もしこの下げがすぐに終わるなら、上がるかもしれません。
これは週足なので、あと2本下げて3本目で上げるとなると3週間かかってしまう。そう考えると、日足ではオレンジの上に出て弱ってるけど、値を戻して来たら一度買ってみてもいいかもしれない。
そうすると週足との整合性がつきます。この方は砂糖の上げを獲り、下がってきてまた上げを獲って、砂糖の値動きはそんなに甘くないと思ったら、かなり美味しいトレードでしたね。
5713住友金属鉱山の順張り追加売りについて
相場先生の回答:順張りで株数を追加していくやり方について説明しますね。順張りは買いでも売りでもそうですが、下がっているからといってどんどん売りを入れていいわけじゃない。何かのきっかけがないとダメなんです。例えば、一つは、前の安値を割ったということは、もっと下がるという発想です。
売りをここで入れました(6/19)。陰、陽、陰。ここで私だったら追加します(6/23)。その心は、この日(6/19)陰線だった翌日、この陽線(6/22)は赤の下なので我慢しました。前の高値もいかないし、これでびっくりしたのに、次はちゃんと下げたということは、流れ的にいくと陰陽陰というのは結果的に1日騙されたけど、やっぱり下げました、ということなので、これは追加していいんです。

もう一ついきます。今度は前の安値を割ったときです(6/29)。前の安値を割ったときは追加していい。どうしてかというと、前の安値を割ったということは、過去ここで世界中で住友金属鉱山を売買する人というのは、外国人の方が多いですから、皆さん日本人も含めてここで売り買いをしていました。ところが、それより下でも売りたいという人が出てきたということは、折れてきたということだな。なので追加する。
次に一度上がったものの、前の高値には届かず下がりました。ここも追加でいいところですが(7/7)、本数で言うと15本です。私は以前から15本下げると言っていました。15本しか下げないのに、13本や14本で入ると上がってしまうかもしれない。私だったらここはやりません。
どこで手仕舞いをするかというと、ここで手仕舞い(7/2)。7/7に売りを入れたとしたら、どこで切るかというと、これで切ります(7/10)。危ないという感覚が分かるからです。それで今日はノーポジ。これ下げ止まる可能性が出てきていますね。まだ分かりませんが、可能性が出てきたということです。




