11月2日放送の「相場師朗の株は技術だ!」を視聴した
今回の内容は「ロウソク足の本数の不思議」という内容で、すぐにでも実践で使えるやり方を教えていただけました。
まずは日経先物の現状と今後の予測からです。
日経先物はW底を刑しているのため、強いと言えます。
しかしながら、これまでオレンジの100日線が一番下にありましたが、今は順番が逆転してオレンジが一番上にあります。
このことから言えることは、W底は強いながらも、MAの状況を考えると、まだ弱い中で上昇している状況です。
もう一つの見方としては、トレンド形成前の底は一番弱いわけですので、しばらく上がると下げに転じて、直近安値の30,500円を割ってくるという可能性もでてきます。
相場流の基本は「下半身で買い、逆下半身で売る」です。
現状では買いを入れるわけにもいかず(本数がすでに経過しているため)、逆下半身が出ていないため、売りを入れることもできないので、手が出せない状況です。
ロウソク足の本数の不思議
相場流の考えでは、ロウソク足の本数が9本、17本、23本出現すると、それまでのトレンドが一休み、または反転します。
この考えに基づいて、ダウ先物の日足チャートを例に挙げます。
グレーの枠内は、MAが集中しており9本まで行かない場所です。
MAが集中しているということは、いまの価格が過去の平均価格に近づいているいうことでので、方向感が出にくい場所となります。
10月17日を天井にして27日で、下落9本目となります。もちろん9本目以降も下落する可能性はありますが、とりあえずは下落を中止して、上がってくる可能性があります。
では10月17日を天井として、その前の上昇の本数はといいますと、下から数えて16日の陽線で9本目となります。
正確には17日の陰線の上ヒゲの方が高い位置にありますので、この上昇は10本続いたことになりますが、だいたいロウソク足9本くらい出現すると、それまでのトレンドは一旦は終わります。
次に10月14日を底にしたときに、その前の天井はどこかといいますと、ロウソク足14本前の9月15日の陰線の上ヒゲが天井となります。
相場流では9本を超えると次は17本ですが、17本に到達する前の14,5本目辺りで陽線が出たら、そこで下落は終了とみなします。
このように本数を数えるだけで、9月15日からの下げと、10月14日からの上げと、17日からの下げのすべてを取ることができます
どうしてこのようなことが起きるか?
これについての相場先生の回答は、「人間心理によって、それくらいの日数が経過すると、一方向ではなく、反対方向の思惑も働くから」とのことでした。
9日は何日かというと、月曜日から金曜日までの5日間と、翌週の月曜日から木曜日までの4日間となります。
金曜日までポジションを持ってしまうと、そのポジションを解消するのが翌週の月曜日になってしまいますので、不安な土日を過ごすことになります。
なので、木曜日にポジションを解消する方が精神的に楽になると、相場先生は説明されていました。
人は儲かっているときでも不安を持ち続けます。「いま100万円儲かっているけど、明日利益が減ってしまったらどうしよう」と考えうものです。
この気持ちが続くのが、長くて9日間であるとのことです。さらにファンダメンタルズ的な要素が加わると、9日を超えて17日、23日と続きます。
相場先生の話では、ほとんどの場合は17日くらいで終わり、20日以上はほとんどないとのことです。
ロウソク足の本数は仕掛けや手仕舞いの判断に使える
再びダウ先物のチャートに戻ります。7月10日を底としてロウソク足17本目で天井をつけています。
次に8月1日を天井として、そのあとの下落は18本目で底をつけています。
土日は休みですので、市場で取引できるのは1カ月のうち20日間しかありません。ロウソク足17本、18本は、ほぼ1カ月間に相当しますので、それくらいの日柄になればトレンド転換が起きるだろうと考えられます。
そのあとの上昇は5日間しか続きませんが、ここはMAが密集しているため4,5本で終わってしまいます。
このように、MAが入り組んでいる場面を避けれれば、ロウソク足の本数は、仕掛けや手仕舞いの判断材料として有効活用できます。