株トレードで大損をしないためには深く考えることが重要

4月11日放送の「相場師朗の株は技術だ!」を視聴した

今回の「相場の提言」は、「深く考える」という内容でした。

上手くいってない人は、考えが深くなくて「あっ下半身だ!買おう」、「「あっ逆下半身だ!売ろう」となり、浅い考えのままエントリーした結果、「あちゃー」となってしまいます。

日足で下半身が出ても週足のMAがごじゃごじゃしていたら、株価は狭い範囲で上がったり下がったりします。

そのような状況の場合、昨日下半身が出ても、今日逆下半身が出るかもしれません。

なので日足と週足の相場環境が一致していないと上手く行きません。

過去にシコリとなっている価格帯を確認する

日足と週足が良かったら月足も確認して、日足と週足のトレンド方向に合致しているかどうかを確認します。

あるいは過去にシコリとなっている価格帯まで上がってきたら、おそらくそこで上げ止まる可能性があります。

日足で下半身が出て3日ほど上げてきているとします。それを見て勢いがあると思い買ったら下がってしまった。

週足も良い。月足も良い。「なぜ下げたのか?」と思ってチャートを確認すると、3か月前の高値に到達しているとか、6か月前の高値に到達したりすると、いったんは下げたりします。

なのでエントリーする間に深く考えないといけません。

ロウソク足の本数を確認する

次にぐんぐん上がっていて調子が良い株があるとします。週足も月足も良い。そして日足も良かったので買ってみた。そしたら上がらないで下がってしまった。

なぜか?本数が15,6本上昇したところで買ってしまうと、いったんは下げてきます。

週足で3本目とすると日足で15本目になります。そうすると週足ではさらに上げそうでも、日足では一旦は下げてきます。

ただし、その後は週足のトレンドに回帰して上がって行きますが、日足では15,6本くらい上昇してところで4~5日くらい横ばったり下がったりして、また上がって行きます。そして最終的には週足4本目に入ることになります。

とはいっても下げてくると、そこで損切りをしたりしますので、一連のトレードは損失で終わってしまうことになります。

したがって、浅はかな考えでトレードしてしまうと、一向に資金が増えないどころか減らしてしまうことになりかねません。

慣れてない方は「いろんなことを考えてトレードしないといけないので大変だ」と思われるかもしれませんが、慣れてくると自然とできるようになると相場先生は話していました。

最初のうちは確認事項を紙に書いておいた方が良いとのことでした。

本数を数える
過去のシコリをみる
週足でMAが混沌としていないか
買おうとしているのに週足と月足は下げトレンドになっていないか

相場先生によりますと、これくらいチェックすればよいとのことです。

視聴者からの質問コーナー

質問

天井圏、底値圏の練習をしているが、週足、月足なども併せて練習しても、ヘッジの入れどころは分かっても、外す場所が難しい。ヘッジ分で少し損失が出るのは必要経費ということでしょうか?

相場先生の回答

ヘッジは必要経費です。自動車の保険と同じです。

そして、ヘッジには2種類あります。

ヘッジ1

上がると考えて買いを入れたが、下がってしまった。

しかし、この場面は最終的には上昇すると考えている。

よし!ヘッジを入れておこう。

日経先物で例を挙げますと、以下のような場面になります。


TradingViewで最新チャートを確認する

オレンジの100日線を越えたので買いを入れます。0-2

陰線逆下半身が出たので売りヘッジを入れます。この時のMAの並びを見ると、下から100日(オレンジ)、紫(50日)、青(30日)、緑(10日)、赤(5日)となっており、相場流で言うところの「パンパカパン」になっています。

MAがこのような並びの時、株価が下げてきても青や紫やオレンジまで下げると再上昇する場合が多いため、買い玉はそのままにしてフルヘッジを入れます。

その後、株価は紫を割らずに陽線が出たので買い玉を追加します。2-3

さらに株価は上昇して緑を完全に越えてきました。

これで下げる要因がなくなったと判断して売りヘッジを手仕舞って、買い玉を追加します。0-4

後は赤と緑のMAが交差するまで買い玉を保有します。

ヘッジ2

上がると考えて買いを入れたが、下がってしまった。

しかし、この後上がるか下がるか微妙な状況になった。

よし!ヘッジを入れて様子を見よう。

以下の例は微妙な場面になります。


TradingViewで最新チャートを確認する

直近の並びを抜けてきたので買いを入れます。0-1

その後順調に上がって行きましたが、逆下半身が出たので売りヘッジを入れます。1-1

この時のMAの順番はオレンジを除くとパンパカパンになっています。そして、株価が一時的に下げても、上を向いている青や紫まで下げてきたら再上昇する可能性があると考えます。

しかし、その後の株価はオレンジと紫を割り込んでしまい、想定外の動きになってしまいました。

結果的にヘッジを入れておいて良かったわけですが、想定外の動きになると、その後の対処(どこでヘッジを外すか)に苦労することになります。

2つのヘッジの違い

ヘッジ1では、上昇には自信があるけど100%ではないため、上げ始めるまで売りヘッジを入れておきます。

ヘッジ2では、上がると思って買ったけど、「ここで下げるともしかして風向きが変わるかもしれない」と判断して、ヘッジを入れます。

本来、ヘッジ2の場合は買い玉は手仕舞った方が良いのですが、人間心理として、そこで手仕舞って損切りとなるのが嫌なので、売りヘッジを入れて少し様子を見ようとなります。

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