株初心者が上達する秘訣は「技を絞る」ことだ!

4月25日放送の「相場師朗の株は技術だ!」を視聴した

4月25日放送の「株は技術だ!」を視聴しました。

今回の「相場の提言」は、初心者が最初に取り組むべき課題ついての提案でした。

まず相場先生がいうところの初心者ですが、トレードを始めたばかりの方はもちろんのこと、ある程度トレード歴があるけど、上手く行っていない人も初心者となります。

初心者が狙うべき場所は、以下の3つです。

  1. PPP
  2. 逆PPP
  3. W底

「PPP」と「逆PPP」と「W底」

1つ目の提案は、「技を絞る」ということです。初心者はPPP、逆PPP、そしてW底だけを狙ってほしい、と相場先生は話しています。

移動平均線が集中しているところは株価が上がったり下がったりするため、方向感がありません。そのため、買ったら下がる、売ったら上がる、となってしまいます。

ちゃんとトレーニングすれば週足や月足を使って、このような場面でも取れるようになりますが、初心者がやるべき場面ではないとのことです。

したがって、初心者はPPP、逆PPP、W底だけをやると決めて、数ある銘柄の中から、この場面になっている銘柄だけを探してトレードするようにします。

そしてPPP、逆PPPでのトレード技術を磨くことに専念します。PPPの技術を磨けば、逆PPPはその逆なので習得は早くなります。

次にW底ですが、W底を形成すると大きく上昇することがあります。3月上旬のゴールドのW底を見れば一目瞭然です。


TradingViewでゴールドのチャートを見る

使う技を絞って、その技の専門家になることで勝率は格段に上がります。

ただし、いくらPPPになっている銘柄といっても、本数が15~16本経過している銘柄はやらない方がいいです。PPP、逆PPPのウィークポイントは「本数」となるため、エントリーが遅いと上手く行きません。

「刻む」と「早期撤退」

2つ目の提案は「刻む」です。これはポジションを長く持たないということです。

PPPまたは逆PPPでエントリーしたら、2~3日で手仕舞います。銘柄によっては、それだけの日数でも2~3万円になることがあります。

次第に慣れてきて「刻みのプロ」になってくると、100株で2~3万円儲かっていたところを、「よし!俺はいつもできてるんだから、今日は500株やってみよう」となれば、それだけ利益も増えます。

100株、500株でトレードして1日に3000円、5000円を儲けることを積み重ねていくと、「なるほど!こういうことろで入れば1~2日は上昇(下落)するんだ」ということが分かってくる、と相場先生は話してます。

そうなってきたら、今度は2000株でやってみます。2000株で半年、1年やって慣れてきたら、次は5000株でやってみる。そうなると1回のトレードで40万円くらい稼ぐことができます。

どれだけ株数を増やしても、やることは同じです。

まずは刻むことを少ない株数でやる。そして、慣れてきたら増やして行く。「刻む」を1万株でやれば、80円の上昇で80万円稼げることになります。

月3回このようなトレードをすれば、月収240万になります。相場先生も実際にこのようにトレードしています。

次に失敗も当然あります。失敗トレードがない、というのは普通は考えられません。

例えばPPPで1000株買った。翌日陽線になって儲かった。ここで手仕舞います。

さらに翌日1000株買った。翌日陰線になった。ここで損切りします。PPPという上昇力が強い場面で買っているので、陰線が出ても損失も大した金額ではありません。

PPPで買って上手く行かない場面というのは、天井と上昇途中の一時的な押し目の場面です。

次に、逆PPPでカラ売りをしているのだから、普通は下げるはずです。しかし、逆下半身で売りを入れたけど、陽線が出てしまった。ここままだと危ないのですぐに手仕舞います。この時のマイナスも大した金額ではないはずです。

まとめますと、初心者は狙い場面をPPP、逆PPP、W底に絞る。そして玉の長持ちはせずに利益が出たらすぐに利確する。

3つ目の提案は「早期撤退」です。

エントリー後に予測と反対の動きになったら、損失が拡大する前に早期撤退します。

撤退のタイミングは、PPPで買った翌日に陰線、あるいは前日の終値を割ったら切る、というルールでもよい、と相場先生は話しています。

PPPと逆PPPの場所

以下はKADOKAWAの日足チャートです。赤で囲ったところがPPPのエリアで、青で囲ったところが逆PPPのエリアです。


TradingViewでKADOKAWAのチャートを見る

PPPでは、すべての移動平均線が上を向いており、急角度で上昇しています。相場流では、移動平均線がこの状態の時に陽線下半身(赤の5日線の上に実体半分以上出た状態)になれば買いを入れます。

その後、陰線出現か、あるいは2日ほど陽線続きで利益が出ている間に手仕舞います。

逆PPPはその反対です。陰線逆下半身(赤の5日線の下に実体半分以上沈んだ状態)になれば売りを入れます。そして、陽線出現か、あるいは2日ほど陰線続きで利益が出ている間に手仕舞います。

相場先生の提案は、多くの場面に手を出すのではなく、一番手堅く利益が取れるPPPと逆PPP、そしてW底だけを狙ってトレードして、危なくなる前に刻んで利益を増やして行くというやり方です。

最初のうちは100株単位でやって数千円の利益であっても、慣れてきたら1000株、5000株やれば利益は10倍、50倍になります。

繰り返しになりますが、どれだけ玉数が増えても狙う場所とやることは同じです。

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