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今の日経平均株価の動きは読みにくい、ならば作戦が立てやすい銘柄をトレードすればよい

今の日経平均の動きは読みにくい

9月14日放送の「株は技術だ!」を視聴しました。今回のテーマは、「作戦が立てやすい銘柄をトレードしよう」でした。

相場先生によりますと、今の日経平均株価は先が読みにくいとのことです。その理由は以下のように説明していました。

日経先物の週足を見ると、ここ8週間は三角持ち合いを形成しているので、投資家心理上、下値はない。なので基本は上に抜ける。ただし、抜けても上に24000円の節目があるので、(買いで勝負する)妙味がない。たとえ買いを入れたとしても、24000円近辺でハラハラしないといけない。

そこで、相場先生のおすすめは、日経平均のようなドキドキするような銘柄ではなく、「作戦が立てやすい銘柄を手掛ける」です。

作戦が立てやすい銘柄の例

「これらの銘柄を手掛けるとよい」ということではありません。「このようなチャートの形になっているものを手掛けるとよい」ということです。以下のいくつかの銘柄は出来高が少ないため、相場式の銘柄選定基準に合致しません。

吉野家HD(9861)

相場先生の作戦

下からずっと上げてきて、この1か月半ほど横ばいだった。今日(9月14日)、株価は20日線の下に来て陰線になった。次に2000円の節目がある。この節目を割ってくると、移動平均線の順番が上から60日線、20日線、5日線になる。もし明日の寄り付きでカラ売りを入れると2000円で反発する可能性がある(実際に反発した)。

そこでトレードの作戦としては、明日の寄り付きでカラ売りを入れる。その日の引けに2000円で反発していれば、一旦、売り玉を手仕舞う。そして、もし明後日、2000円を割ってくれば、改めてカラ売りを入れるようにする。

松竹(9601)

相場先生の作戦

下から60日線、20日線、5日線の順番になっている。そして、15000円の節目を越えてきているので、非常に強くなってきている。ただ、松竹の問題は、今日(9月14日)で上昇8日目なので、明日9日目は陰線が出るかもしれない(実際に陰線になった)。

明日の寄り付きで買って、明後日陰線になったら一日待って、明々後日上に抜けたら追加の買いを入れる。

もう一つの作戦は、明日9日目に陰線が出て、明後日、陽線が出て上に抜ければ買いを入れる。過去何十年分検証した結果、このやり方は80%くらいの成功率ということが分かっている。

作戦の立て方のコツは、明日すぐに玉を入れるというのではなく、2ステップくらい先を読むこと。

日清食品HD(2897)

相場先生の作戦

6日か7日下げてきて、今日(9月14日)10000円を割った。明日、もう一度10000円を割ってくると、一旦売りを入れて、そのまま下げて行けば次の陽線まで売り玉保有。

あるいは、明日は見送って、明日10000円を超えて陽線が出れば、そこは買わないで我慢して、明後日も陽線だったら買いを入れる。ただし、この上昇は3~4日しか上がらない。

三井不動産(8801)

相場先生の作戦

大きく下げてきたが、下げ止まってきて移動平均線が集中してきている。過去半年間で、赤の5日線が紫の100日線の上に出るのは久しぶり。ずっと下げていた100日線が横ばっているが、青の60日線が100日線の下にあるので、いつでも下げる可能性がある移動平均線の並び。

しかし20日線が60日線を越えてきたので、だいぶ頑張ってきている。緑の赤の関係では上昇、紫の青の関係ではまだ下落。しかし、これは60日線と100日線なので、交差にはまだ時間が掛かる。

すでに赤が紫の上に出ているので、あと何日か紫の上で上げ下げするならば、緑が紫を越えてくる。となると、過去半年間で緑と赤が紫の上に出てくるのは初めてとなるので、いよいよ新しい境地に入ってくる。

もし2000円を超えてくれば買いを入れるけれども、その後は上がる場合もあるが、一旦は下げる場合もある。もし一旦の下げが紫を割らずにもう一度2000円を超えてきたら、PPPのスタートとなる可能性があるので、そこからは買いを入れて行く。

その後、逆半分の法則になったら手仕舞うことになるが、その後、再び半分の法則になったら買いを入れる、という感じで作戦が立てられる。

三井不動産は過去半年間、株価は紫の下で動いてたが、ようやく紫の上に出てきたので、しばらくは紫の上で動くだろうと予測できる。従って、「半分の法則が出たら買いを入れる」、そして「横ばったら手仕舞い」という計画が立てやすい。

以下は9月18日引け後のチャートですが、相場先生が予測した通り、2000円で一旦下げて陽線で2000円を超えました。

株価が紫を越えた後の動き

番組の一番最後に紹介したのはマルハニチロ(1333)です。この銘柄は、三井不動産で説明した動きをすべて終了して上げ始めている、と相場先生は説明しています。つまり、マルハニチロのチャートは、三井不動産のチャートの未来形ということですね。

相場先生の作戦

一番下にあった株価がしばらくぶりで上に抜けたが、抜けてすぐはまだ「病み上がり」であるため、再び弱って一旦は下げる。

しかし、この下げは紫の下に入り込まずに再び上昇した。ここから買って行ってもよいが、ここはまだ弱い場面のため途中に陰線が出てトレーダーを脅かす。その後、横並びになったら手仕舞う。次は軽く下げて2400円を抜けてきた。ここから買いを入れて行く。

以下は9月18日引け後のチャートです。紫の上での2回目の上昇は勢いが強いためか、陽線連続4本で上昇しています。

このように作戦を立てて、作戦通りに株価が動いたら買いを入れて行くわけですが、たまたま予期せぬ動きになり、買いの場面なのに逆半分の法則になってしまうことがあります。その場合は、一旦手仕舞うべきだと相場先生は仰っています。

そして、もともと買いの計画を立てていたので、もし株価が再び上に抜けてくれば、そこで買う直すようにするのがよいとのことです。これは売りの場面でも同じ手順で行います。

基礎を身につけて今回のようなストーリーを立ててトレードすれば、ほとんどの場合、上手く行くと相場先生は話しています。

このような技術を身につける最善の方法は株塾に入会することです。あなたも株塾に入会して、一生使える株式トレード技術を身につけてください。

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