⇒ 相場師朗先生主宰の株塾とは?

基本原則:20日線の下に5日線がある時は買わない、20日線の上に5日線がある時は空売りしない

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緑の上に赤、緑の下に赤

2018年9月4日放送「相場師朗の株塾」は、リアルな株塾の塾生さんのトレード体験談の紹介でした。

この受講生さんは「私は緑の下に赤がある時は買わないことにしたんです。そして、緑の上に赤がある時は空売りしないことにしたんです」と、相場先生に話されたそうです。

つまり、20日線(緑)の上に5日線(赤)がある時は買いで勝負した方が有利で、20日線(緑)の下に5日線(赤)がある時は空売りで勝負した方が有利だということです。

この基本原則はつい忘れがちになりますが、シンプルなルールに基づいてトレードするのがベストだと改めて思いました。

有利な場面で建玉する

国際石油開発帝石(1605)のチャートを使って検証してみます。

紫色で囲っているところは赤の5日線が緑の20日線の下に来ている局面です。青色で囲っているところは5日線が20日線の上に来ている局面です。

つまり紫の局面は空売りで勝負するところで、青の局面は買いで勝負するところです。このように売買局面を区分けすると売買ポイントが分かりやすくなりますね。

①のポイント

20日線の上に5日線があり、7日線(黒)の下値が切り上がってきたところ。そこへ半分の法則が出現したので買いを入れる。1400円を超えたところでピンクと赤と黒が重なったので、ここで手仕舞いする。

②のポイント

株価は1400円の節目を少し超えたが、陰線が出現して20日線を割り込んだ。そして100日線を割り込んだが60日線で止まって上昇した。

しかし、ロウソク足は下を向いている20日線の内側なので「弱い中での上昇」である。その後、日足は20日線を越えられずに下落した。

赤丸のポイントは下落局面のはじめの頃によく目にするパターン。

つまり、弱い中で陽線が数本出たあと陰線が出現して再び下げるという「トライ届かず」のパターン。あるいは「逆日大」とも呼ばれる売りの必勝パターン。

ここで空売りを入れてピンク、赤、黒が交わったところで手仕舞いする(③のポイント)。

③のポイント

ピンク、赤、黒が重なって下落は終了と思われたが、ピンクと赤が下を向き始めた。その後、陰線が出現して黒の7日線が下を向き始めた。黒が前の高値を越えていない。

ここは黒の方向を信じて再び空売りを入れる。ピンク、赤、黒が離れている間は下げ止まらないので売り玉をそのまま保有する。

1100円手前で陽線が出始めてピンクと赤が折れて重なったところで手仕舞いする。

④のポイント

1100円で底を打った株価は上昇して20日線を越えてくる。30日線(グレー)を少し超えた辺りで陰線出現で下落する。

株価は20日線を割り込むが、前の安値まで下げずに上昇。そして黒の7日線が切り上がって上を向き始める。この時、赤の5日線は緑の20日線の上にある。

黒の下値切り上がりは絶好の買いのチャンスであるため、ここで買いを入れる。

この上昇は底を打ってからの初めての上昇であるため、一気に上昇するとは思えない。

ここは欲張らずに300日線を越えてピンクと赤が重なったところで手仕舞いする。あるいは「9の法則」で手仕舞いする。

まとめ

「相場師朗の株塾」は毎回非常に勉強になる内容ですが、今回の内容は基本に立ち返る意味で大変参考になる内容でした。

やはりシンプルなルールに従ってトレードするのが失敗も少ないやり方だと思います。

「緑の下に赤がある時は買わない。緑の上に赤がある時は空売りしない」という基本原則を守ってトレードすれば、成功率は高くなり、失敗の回数は激減するはずです。

そして5日線と20日線の順番に加えて、方向も重要だと思います。それぞれが別の方向を向いている時はトレンドが定まっていないので、トレードすべき局面ではないと判断できますね。

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