ショットガン投資法の精度が高くなればうねり取りが上手く行く

ショットガン投資法が上達すれば仕掛けと手仕舞いのタイミングが掴める

先日、相場師朗先生とお話をする機会があったのですが、その際、相場先生は「富豪ファミリープロジェクトで700名以上教えてきて最近分かってきたことがある」と仰っていました。

それは、いきなり「うねり取り」を中心に教えると、受講生の中には仕掛け(エントリー)と手仕舞い(エグジット)のタイミングが掴めない方がいるため、最近では「ショットガン投資法」も徹底的に教えた方が初心者にとって利益が出しやすくなる、と言うことです。

その理由は、ショットガン投資法では仕掛けから手仕舞いまで数日で完結するため、利益確定のタイミングを逸することが少なくなるからです。

うねり取りの初心者の方でよくあるミスは、手仕舞いのタイミングを見誤り、いつまでも玉を持ち続けた結果、終わってみればトントンだった、あるいはマイナスになってしまったということだと思います。

一方、前述しましたようにショットガンは数日で完結するため、このような「うねり取り」で起きるミスは少なくなります。

「うねり取り」は逆張りで行いますが、「ショットガン投資法」は順張りで行い、そして一発勝負という違いはありますが、コツコツと小さな勝ちを積み重ねて勝ち癖をつけ、そして変動感覚を養うためには、ショットガン投資法を練習する必要性はあると思います。

ショットガン投資法のやり方

近々「ショットガン投資法の1日セミナー」が開催されるようですので、ご興味のある方はそちらに参加されるのも良いかと思います。

「うねり取り手法」は自分が得意とする銘柄を1つに絞り、「買い」と「売り」で数週間から数ヶ月の期間を建玉操作をしながら利益を上げて行くのに対して、「ショットガン投資法」は数日でトレードを完結させます。それゆえ、「ショットガン投資法」は資金効率が良く、少ない金額でトレードすることができます。

今回の記事では、ショットガン投資法のやり方を簡単にご説明します。

まず、前述しましたように「ショットガン投資法」は順張りで行います。同投資法は元々はうねり取り手法を改良したものですので、トレードの確度を高めるためには「変動感覚」を身につける必要があります。

「ショットガン投資法」のやり方も当初と比べて少々変わってきており、より精度を高めるためにまずは「週足」を見ます。月足ではなく週足を見る理由は、週足の方がより直近の傾向が把握できるからです。

週足のチャートを見て「下げ止まっているな」とか「底値が堅いな」と感じた銘柄を選択して、次に日足を見ます。

日足チャートを見て、ロウソク足と移動平均線との線組みを勘案して、「これは行ける」と思った銘柄を手掛けます。

双日(2768)のショットガン投資法

簡単な例ではありますが、双日でショットガン投資法のやり方をご紹介します。

今回の記事では「やり方」をご紹介するために双日の過去のチャートを使っていますが、実際のトレードでは日々ウォッチしている「観察銘柄」を数百銘柄選んでおき、場が引けた後それらのチャートを眺めて「これは行けそうだ」と思う銘柄をトレードします。

以下のチャートは2012年11月頃の双日の週足チャートです。ここ数週間動きが止まっており、100円という節目で底値が堅いように見えます。

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次に日足チャートを表示させます。日足でも前回の安値で止まって陽線が出現していますので、底値が堅い感じがします。

11月初めに60日移動平均線を試しましたが、敗れていますので、今回は2度目のトライとなります。

再び60日線で跳ね返されるかもしれませんが、下値が前回の安値で止まっており、大陽線が出現していますので、このチャートから「これは行ける」と判断できます。

従って、翌日の朝に寄り付きの成り行きで買い注文を出します。

注:時間があれば翌日の朝の寄付きで注文するのではなく、当日の2時30分以降に成り行きで注文をしても良いと思います。2時30分以降であれば、その日の日足はほぼ完成しているからです。

sojitsu2

その後は以下のチャートのように上昇トレンドに入って行きましたので、前回の高値付近で手仕舞いして利益確定します。

sojitsu33

ショットガン投資法のやり方を簡単にご説明しますと、上記のような感じになります。

ショットガン投資法は分割購入しないので、思惑と反対に動けばすぐに損切りをする必要があります。

つまり、単発でのトレードとなる同投資法は、うねり取りよりも精度の高い変動感覚が求められると言うことです。

ということはショットガン投資法を練習して変動感覚の精度を高めれば、必然的にうねり取りの精度も高くなることになります。

繰り返しになりますが、ショットガン投資法は「順張り」で、しかも「一発勝負のトレード」となりますので、「うねり取り」と比べて大きな玉を入れることができません。

また、トレードも短期間で完結させますので、大きな上げ(下げ)幅を取る手法ではありません。

従いまして、将来的に大きく儲けようと思うのであれば「うねり取り手法」を使ってトレードするのが良いと思います。

今回の記事では簡単な紹介となりましたが、当然のことながら「ショットガン投資法の1日セミナー」では、さらに詳しく徹底的に同投資法のやり方を教え込まれると思います。

相場師朗氏が教える「株のうねり取り手法」とは?

相場師朗氏が教える株のうねり取り手法については、以下の記事で詳しくご説明しています。

「うねり取り手法」の技術を究めたい方へ

すでに「うねり取り手法」を実践されている方で、さらにトレード技術を上達させたい方には相場師朗氏主宰の「株塾」がおすすめです。詳細を知りたい方は、以下の記事をお読みください。

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