ショットガン投資法で上手行くがショートトレード法で上手く行かない銘柄
私は毎朝リーディング練習をした後、確認のために相場チャートを使って建玉の練習をしています。
本日、ネクソン(3659)という会社のリーディング練習をやり終えた後、相場チャートで建玉の確認をしていた時、あることに気がつきました。
それは銘柄によっては「ショットガン投資法で上手くいっても、ショートトレード法では上手く行くとは限らない」ということでした。
このネクソンという会社はJPX400の構成銘柄になっていますのでリーディング練習に取り上げてましたが、今朝まで知らなかった会社でした。
何をやっている会社なのか調べてみたら、オンラインゲームをやっている会社のようです。スマホとかでゲームを楽しんでいる方には馴染の会社なのだと思いますが、ゲーム類には興味のない私は知りませんでした。
綺麗なうねりを形成していないがショットガンでは取れる
先の読みづらい銘柄は、うねり取り手法やショートトレード法には向きません。
最初、私はネクソンでショートトレードの練習をしたのですが、どうも先が読みづらい動きをすると感じていました。3か月くらいの期間では、トータルでは利益になりますが、どうも変なところでやられてしまうのです。
1日の出来高が50万株以上ある銘柄ですので、ショットガン投資法やショートトレード法で手掛けてもよい銘柄ですが、やはりオンラインゲーム会社という性格上、値動きが激しくなってしまうのでしょう。
「この銘柄はダメだな」と思い次の銘柄に移ろうとした時、「先が読みづらいといっても、取れるところは取れていたよな。じゃあ、取れるところだけショットガンでやればいいんじゃないか?」と考えました。
そこで、同じ銘柄をショットガン投資法で練習してみたところ、これが結構簡単に取れました。確かに値動きは激しいですが、相場先生から教わったシグナル通りに練習トレードしたところ、ネクソンでも上手く行きました。
相場チャートを使ったネクソンのショットガン投資法の練習売買
トレード期間は2016年2月から2016年11月です。
以下はトレード成績です。値動きの激しい株は、「寄付発注」と「引値発注」では大きく差がついてきます。私は寄付きでしかトレードしませんので、「引値発注」での結果は参考までにご紹介しました。
「寄付発注」した場合
「引値発注」した場合
ネクソンの建玉の理由
以下のチャートはショットガンの練習トレードをした期間です。
①の売買
300日線で跳ね返って上昇したため、「半分の法則」に従って2000株を買った。
100日線の手前で失速するだろうと判断して手仕舞い。また、手仕舞い前日の陽線が弱く感じられたのも手仕舞いの理由。
②の売買
日足が20日線を越えてきて、5日線と20日線が「もの別れ」になりそうだったため、買い。また、20日線の傾きは緩やかになってきており、100日線も上を向き始めたのも買いの理由になった。
その後、株価は60日線を越えたため、欲を出さずに一旦ここで手仕舞いした。ショットガンなので、数日での手仕舞いはルール通り。
③の売買
20日線が横ばいになり「半分の法則」になったので、2000株を買った。
日足が60日線に当たって陰線が出現したので手仕舞い。
④の売買
購入日の前日、20日線がやや上向きになり「半分の法則」になったので、翌日に2000株の買い。
しかし、その後下落したため手仕舞い。
⑤の売買
日足が60日線に「くっつきコアラ」になり、60日線を越える勢いを感じたので買い。
60日線を越えたが、100日線で一旦下げると思い手仕舞い。
⑥の売買
60日線を越えて「日大」の形になったので2000株の買いを入れた。
陰線で100日線に当たったので、その翌日に手仕舞い。
⑦の売買
陽線で100日線と1600円を超えてきた。しかも、5日線と20日線は上を向いている。さらに60日線も上を向き始めたので300日線まで上昇すると思い、2000株の買いを入れた。
その後、陰線が出現して上昇力に勢いが感じられないので、手仕舞いした。
⑧の売買
陽線続きで上昇力が感じられた。さらに60日線も上を向いているので300日線を越えると思い、2000株の買いを入れた。
300日線突破後に陰線が出現。そして「7の法則」も勘案して一旦手仕舞いした。
⑨の売買
横ばいの300日線を大きな陰線で割った後、陽線で勢いよく飛び出してきたので2000株の買いを入れた(日足が横ばいの長期移動平均線を割った後、すぐに移動平均線上にでて上昇するパターンはよくあるため)。
その後、上昇力が続かずに下落したため手仕舞い。
そこそこの利益を取れるがあまり手掛けたくない銘柄
ネクソンは値動きが激しい銘柄ですが、売買ポイントのでタイミングが合うと上手く利益を取ることができました。それぞれのトレードには明確な理由がありますので、実践でもこのように再現できると思います。
しかしながら、この銘柄は綺麗なうねりを形成していないため、実はショートトレード法ではあまり上手く行きませんでした。ショートトレード法で上手く行かないので、うねり取り手法では難しいと思います。
やはり長期的に手掛けて行くのでしたら、流行に乗った業界の銘柄を手掛けるのではなく、昔から存在する企業の株を手掛けた方がよいと思いました。
あるいは「ショットガン用」と「ショートトレード用」と分けておくかですね。まあ、これは好みの問題かもしれませんが・・・。