⇒ 相場師朗先生主宰の株塾とは?

ラジオNIKKEI「相場師朗の株塾」が終了しました

その壁を乗り越えようとするか、または諦めるのか

3年間続いたラジオNIKKEIの「相場師朗の株塾」が10月30日で終了しました。今回は最後に相応しい内容でした。

番組終了後の課外授業で相場先生は上達の過程についてお話しされました。私は何度も頷きながら相場先生の話を聞いていました。

以下は相場先生の話の要約です(言葉はちょっと違いますが、こんな感じでした)。

株価が上げ下げしているのは間違いない。
しかも流れで動いている。

上げを取る、下げを取る、こうして行けば利益が取れるはず。
どうやったら出来るようになるだろう。

ピンクと赤が黒にくっついたら上げと下げは一旦終わる。
そして徐々に入れ替わって、下から黄緑、黒、赤、ピンクになったら買えばいい。
この方法は結構上手く行く方法なので、あとはこれをどうやって使えば利益が取れるかを研究する。

そしてある日、「ああ!そうか!」「なんだ!そういうことだったのか!」と思う時が来る。

しかし、その後も壁が立ちはだかる。

ここでその壁を乗り越えようとするか、または諦めるのか。

壁が立ちはだかった時に乗り越えようとするか、そこで諦めてしまうか・・・、ここが成功するか、そこそこで終わるかの分かれ目ですね。

上手く行っている人もそうでない人も見ているチャートは同じものですので、上手く行っていない原因はちょっとしたことなのだと思います。

黄緑、黒、赤、ピンクの傾きと順番は重要

失敗トレードの原因を解明して、どのようにやれば失敗を回避できたのかを考えれば必ず上達します。

自分自身の失敗トレードを振り返って分かったことは、移動平均線の傾きの理解が甘かったことが失敗の原因だったことです。大抵の場合、エントリーの根拠が曖昧で早すぎたのが、失敗の原因でした。

空売りでの失敗は以下のような場面が多かったです。

(日産の日足)

買いでの失敗はこんなところです。

(NTNの日足)

私が失敗原因を追究するたびに思ったことは、「教わった通りにやっていなかった」ということでした。

実を申しますと、私は昔から物事をそれほど深く追求せずに感覚でやってしまうところがあります。また、そうかと思えば、深く考えすぎて最悪の手を打ってしまうこともあります。

そういった性格がトレードに出てしまったのだと思いますが、お金が掛かっていますので性格のせいにはできません。

失敗の克服

私の失敗はエントリーの根拠が曖昧過ぎたのが原因ですので、これを克服するためにはボール球には手を出さない選球眼を養うことでした。つまり、移動平均線の傾きと順番を徹底的に研究すればよいわけです。

たとえば「くちばし」という技があります。この技はラジオ番組でも紹介されましたし、「一生モノの株のトリセツ」の84ページでもやり方が紹介されています。

株価が上下どちらかに勢いよく動くと「くちばし」が形成されます。

(住友化学の日足)

(丸紅の日足)

また、「くちばし」がきれいに形成されると移動平均線の順番も入れ替わりますね。

上のチャートのように「くちばし」に注視し、その後の移動平均線の順番を勘案してトレードすれば、大抵の場合は上手く行くと思います。

実際、チャートを一瞥しても分かるように黄緑、黒、赤、ピンクの束が向いている方向に玉を入れると利益が取れますよね。そして、黄緑、黒、赤、ピンクが重なった後、黄緑からの離れ際を狙って行けば上手くいきそうですね。

あまり複雑に考えずに、このようにシンプルに考える方が上手く行くと私は思います。

ラジオNIKKEI「相場師朗の株塾」は終了しましたが、リアルな株塾は今後も続きます!詳細は以下の記事をご参照ください!

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