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アメリカ人個人投資家の約8割がリタイア後の生活設計に自信あり

米個人投資家の78%はリタイア後の生活設計に自信がある

米金融機関のウェルスファーゴと調査会社のギャラップが行った調査によりますと、アメリカの個人投資家の78%はリタイア後の生活設計に自信があるとのことです。この数字は、2014年4月に行われた同様の調査結果より9%アップしています。

しかしながら、36%の個人投資家は、自己資金で賄える以上に長生きしてしまうことに危機感を抱いています。この数字は前回調査時より10%下がっています。

※調査対象となった個人投資家は1007名で、1万ドル以上の金融資産(投資対象は株、債券、ミューチュアルファンド)がある人たちです。

(管理人注)自信ありと回答した者が78%で、自信なしと回答した者が36%ですので合計すると100%を超えますが、この2つは別の質問による回答ですので、重複したものと思われます。

回答者のうち、すでにリタイアしている人の87%は、「老後生活を維持して行く自信がある」と答えています。一方、現役世代は74%が「自信あり」と回答しています。

さらに、金融資産10万ドル以上保有している人の85%は、リタイア後も今のライフスタイルを維持できる自信があると答えています。10万ドル以下の金融資産保有者の68%が、同様の回答をしています。

投資計画書を持っている投資家は半分以下

この調査で興味深かったのは、現役世代の37%、そしてすでにリタイアしている人の40%が投資計画書(a written financial plan)を持ってることです。

さらに10万ドル以上の金融資産を持つ人の48%は投資計画書を持っており、10万ドル以下の金融資産を持つ人の26%が投資計画書を持っています。

そして、既婚者の42%は投資計画書を持っており、未婚者ではわずか29%が投資計画書を持っています。

つまり、過半数の投資家は投資計画書を持たないまま投資を続けていることになります。これは企業で言えば、事業計画書もなく事業を続けていることになります。

この結果から分かることは、投資計画書があるのとないのとでは後に大きな差がつくということですね。事業と同様に、計画書(a road map)がないと、理想とする目標がないまま突き進んでいるわけですので、これでは資産運用が上手く行くはずがありません。

私たちが取るべき行動は何か?

この調査は金融資産1万ドル以上ある方たちが対象ですので、最高金額がいくらかは分かりません。

州によっては日本より物価が高く、また医療費や医療保険料が超高額のアメリカで、数万ドル程度の金融資産があったところでそれほど余裕のある回答ができると思わないのですが、2009年以降、上昇を続けている株価が自信の裏付けとなっているのでしょうか。

あるいは、30年ローンで購入したマイホームをローン返済後に売り払い、そのお金で老人ホームに入居して静かに晩年を過ごすという計画を持っているのかもしれません。

いずれにしても、このアメリカ人特有の楽観主義というか、おおらかなところは私は好きですね。

2009年以降、ダウ平均は上昇を続けており、3月1日には史上初めて21,000ドルを突破しました。

しかし、世界の株価暴落は8~10年周期で起こっています。今年は8年目となりますので、周期的にそろそろ限界が来るのでしょうか。

株価上昇が永遠に続くわけがありませんので、私たち個人投資家は来るべき大暴落に備えて空売りのテクニックに磨きをかけておく必要があると思います。

私にとってリーマンショックの大暴落相場は痛快でした。というのも、私は元手数百万円を使い、たった一銘柄を空売りしていたのですが、証券口座の金額が毎日20万円~30万円ずつ増えていったからでした。毎日増え続ける口座残高を見るのは爽快でしたね。そして、たちまち元手は3倍以上に・・・。

空売りのテクニックは一朝一夕に身につく技術ではありませんので、今から習得しておくのもよいと思います。

最後になりますが、私は空売りテクニックを相場師朗先生から学びました。詳細は以下の記事をご参照ください。

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