株式トレード技術が思うように上達しない3つの要因を考察する

株式トレード技術が思うように上達しない3つの要因

私のブログのユーザーさんから頂いた質問メールを読み返していたところ、相場師朗先生の教材を購入されている方に共通の悩みがあることに気が付きました。

そして、購入者の悩みを考察して行くと、株式トレード技術が思うように上達しないのは以下の3つの要因があるのではないかと思いました。

  1. それは誰にでも再現できる手法なのか?
  2. 正しい順序で学習しているか?
  3. 目標意識を持っているか?

今回の記事では、この3つの要因について考えてみます。

「7step株式投資メソッド」購入者に共通する悩み

「7step株式投資メソッド」の購入者には、共通する悩みがありました。

それは、「過去に色々な投資関連本や教材を購入して試してみたが、どれも上手く行かなかった。資金も減らしてしまい、最後に見つけたのが『7step株式投資メソッド』だった」ということです。そして嬉しいことに、この教材を購入された方々からはお礼のメールをたくさん頂きました。

この方々の共通の悩みについて考えてみたのですが、これまで上手く行かなかった理由の一つに、「教材考案者の性格と好みが学習者に合わなかった」ということが挙げられるのではないかと思います。

つまり、「他の人が考案したトレード手法は、その考案者の性格や好みのトレードスタイルが基になって開発されたので、それを性格もライフスタイル、また好みも違う第三者が同じようにトレードしようとしても上手くいかない」ということです。

その結果として、「どの教材を買っても上手く行かない」の繰り返しになるのではないか、ということになると思われます。

一方、「うねり取り手法」には長い歴史があり、これまで多くの相場師たちがこの手法を使ってきて大きな実績を上げてきました。従って「うねり取り手法」には再現性があり、地道に努力すれば上達可能な手法であると言えます。

ただし、上達するには一つ大きな問題がありました。それは、分かりやすく教えることができる人がいなかったため、習得は独学となり、そのため「実践で使えるレベルになるまでに時間が掛かる」ということです。そのため、多くの方は「うねり取り手法」を習得するまでの努力を継続することができず、途中で脱落して行ったのです。

しかし、それは昔の話です。

相場師朗先生が独自の伝授法を開発したことで、今では「うねり取り手法」は正しい方法で学習すれば誰でも上達できるトレード手法となりました。

学ぶ順序が大事

トレード技術の習得に限らず何でもそうですが、先人から学ぶには正しい順序というものがあります。それは、正しく理解して、上手い人を徹底的に真似ることです。

つまり、「その道のプロ」と呼ばれる人たちは、これまで正しい手法を実践して成果をあげてきた人たちですから、彼らの教える方法はまず間違っていないわけです。ですので、私たち教わる側は、その道のプロが教えることを信じて、素直に実践することで技術は確実に上達します。

これを相場師朗先生のトレード手法に当てはめますと、正しい学び方は以下のステップとなります。

  1. 相場先生の説明を正しく理解する
  2. 相場先生のやり方を徹底的に真似る
  3. 動画を何度も見て研究する(最新動画は3回以上視聴する)
  4. 毎日の練習を欠かさない
  5. 自分の間違いに気づく
  6. 自分の間違いを正す
  7. 学んだことを実践トレードに応用する

成功の秘訣は「正しい努力の積み重ね」ですので、最初の2つの「正しく理解する」ことと、「上手い人のやり方を真似る」ということは学習の根幹となります。

次にもっと具体的に学習の仕方をご説明します。

「うねり取り手法」を習得するまでの順序

今月から開催される「株トレード道場 – The Final – 三大トレード技術」では、「ショットガン投資法」⇒「ショートトレード法」⇒「うねり取り手法」という順序で教えて行きます。

この順序で教えるのは理由があります。

それは「ショットガン投資法」と「ショートトレード法」、そして「うねり取り手法」の3つの手法の中で、一番簡単なのは「ショットガン投資法」だからです。

「ショットガン投資法」のトレード期間をもう少し長くしたのが「ショートトレード法」となり、「ショートトレード法」のテクニックを使って、3か月以上の大きなうねりで利益を取るのが「うねり取り手法」となります。

うねり取り手法は、3か月以上の大きな株価変動周期を利用して利益を上げますが、ショットガン投資法は、その期間の僅か数日間を狙って利益を上げます。

つまり、トレンドが明確に現れている個所を狙ってピンポイントでトレードするため、狙って取れる確率が高くなります。

実際、ショットガン投資法は、株塾勉強会で教えている目印を使ってトレードすれば、ほぼ勝ててしまいます。もちろん全戦全勝というわけには行きませんが、5戦3勝くらいは十分に可能です。あとはこの「2敗」で大きくやられないことに注意すればよいのです。これもルール通りにやれば、トータルでは勝てます。

どのくらいの金額を稼げるかは、玉の張り方やその人の資金力、そして胆力にもよりますが、ショットガン投資法はちょっとトレーニングを積めば誰でもできます。

私は以前の記事で「ショットガン投資法」について、以下のように書きました。

先日、相場師朗先生とお話をする機会があったのですが、その際、相場先生は「富豪ファミリープロジェクトで700名以上教えてきて最近分かってきたことがある」と仰っていました。

それは、いきなり「うねり取り」を中心に教えると、受講生の中には仕掛け(エントリー)と手仕舞い(エグジット)のタイミングが掴めない方がいるため、最近では「ショットガン投資法」も徹底的に教えた方が初心者にとって利益が出しやすくなる、と言うことです。

ショットガン投資法の精度が高くなればうねり取りが上手く行く」より抜粋

確かにその通りだと改めて思います。

「うねり取り手法」をやり始めた頃によくあるミスは、手仕舞いのタイミングを見誤り、いつまでも玉を持ち続けた結果、終わってみればトントンだった、あるいはマイナスになってしまったということだと思います。これは私が経験してきたことですし、私のブログユーザーさんからも同様の質問を受けてきました。

「うねり取り手法」はエントリーからエグジットまで3か月以上掛かり、その間、建玉の操作という高度な技法を使いますので、一朝一夕に身につく技術ではありません。

一方、「ショットガン投資法」はトレンドが明確に発生しているところでトレードをして数日で完結させるため、上記のような「うねり取り」で起きるミスは少なくなります。

ですので、まず最初は「ショットガン投資法」を習得して、その精度を高める努力をします。

次に、「ショットガン投資法」が上手く行くようになったら、次は「ショートトレード法」に挑戦してみるのです。そして慣れてくれば最後にたどり着くのが「壮大なうねり取り手法」です。「うねり取り手法」の上達には時間がかかりますが、利点として大きな玉を入れることができますので、大きく稼ぐことができます。

これはその人のスタイルによりますが、「うねり取り手法」はやらずにショットガン投資法一本でやっていくのもいいと思います。あるいは「ショットガン投資法」と「ショートトレード法」の二刀流でやるのもいいと思います。

最近の株塾勉強会では、「ショットガン投資法」のやり方についてかなり具体的に解説されていますので、もやは誰でもできるレベルに仕上がっています。

学習のステップをまとめますと以下になります。

  1. チャートの読み方を理解する
  2. 株塾で教えている「目印」を理解する
  3. 練習をする
  4. ショットガン投資法を習得する
  5. ショットガン投資法ができるようになったらショートトレード法を習得する
  6. この2つで自信がついたら「うねり取り手法」に挑戦してみる

もちろん、実績のある手法であっても、いつも100%上手くわけではありません。しかし、教わった通りやればトレードの確度は高くなります。つまり、それまで30%くらいの成功率だったものが、70%くらいになります。当てが外れた時は建玉の操作をして乗り切ればよいだけです。

学ぶステップを間違えると途中で挫折してしまう

何事も学ぶ順序を間違えると、途中で挫折してしまうことがあります。

分かりやすい例として、英会話を挙げます。毎回、英会話を例に挙げて恐縮ですが、これこそが、多くの日本人が習得にチャレンジしたが、ことごとく敗れてきた最たるものではないでしょうか。

我が国は世界で最も教育水準の高い国の一つです。その日本の教育を受けてきた人が、なぜか英語の習得に手こずっています。

本屋に行けば、英会話関連本が山のように積まれています。どんな小さな町にも必ず英会話スクールがあります。英会話の学習法には様々なメソッドがあります。本や教材を読むと、どれももっともらしいことが書いてあります。少なくとも間違ったことは書いていません。

これらの本や教材を片っ端から試してみた。しかし、1年後、2年後、あまり上達したとは思えない。映画を観ても聞き取れない。ペーパーバックを読んでも半分くらいしか理解できない。恐らく、このようなことを経験した方は多いのではないでしょうか。

これは別に学習者の能力に問題があったわけではないと思います。また、努力が足らなかったというわけでもなかったでしょう。上達しない最大の原因は、「学習のステップ」を見誤ったからです。何事も順序というものがあります。

「1⇒2⇒3⇒4⇒5・・・」とやるところを、「3⇒5⇒1⇒4⇒2」とやってしまったら、身につくどころか、途中で苦しくなって勉強を諦めてしまいます。

挫折してしまうとどうなるのか?

挫折してしまうと単に時間を無駄にするだけではなく、様々な弊害がでてきます。

  1. まず、教わった技術、あるいは勉強法を疑う
  2. 次に自分の能力のなさに絶望する
  3. そして、自信とやる気を失う
  4. 他のやり方を試してみるが、同じことを繰り返す
  5. 希望を失い何事にも無気力になってしまう

これは最悪のシナリオですが、自分の能力のなさに絶望する時点でマインドがネガティブになっているので、このような負のスパイラルに陥ってしまう可能性は高いです。

そして、結局なにもやっても上手く行かない・・・。さらには、本物の手法が目の前にあるのに、その存在と価値に気づかない・・・となってしまいます。

上手く行かない時はマインドがネガティブになるのは仕方がないとしても、決してネガティブな言葉を発しないことです。ネガティブな言葉を発したら、本当にその通りになってしまいます。私は脳科学についてはよく知りませんが、経験からこのことは言えます。

反対にプラス思考で行けば、事態は好転します。これも経験から言えます。

つまり、「原因と結果の法則」から、

「あなたの思考」⇒「原因」

「あなたの行動」⇒「結果」

となります。

この項のしめくくりとして、元経団連会長の土光敏夫さんの言葉をあなたに贈ります。

失敗は終わりではない。それを追究してゆくことによって、初めて失敗に価値が出てくる。

とことんまで失敗の原因を窮め、同じ失敗を二度と繰り返さないことだ。そうすると「失敗は成功の母」となる。

(「清貧と復興 土光敏夫100の言葉 – 出町 譲 (著)」より引用)

「目的」と「目標」

何か新しいことを学ぶにあたり、着実に上達する人とそうでない人がいます。そうでない人の特徴として、以下のことが言えると思います。

  1. 正しい方法で学習していない
  2. 目標意識がないため計画性がない
  3. ゆえに、壁にぶちあったら突破する努力をせずに諦めてしまう

つまり、上達を妨げている要因は頭が良い悪いということではなく、「目的」と「目標」の欠如です。

「目的」と「目標」はセットで考えます。よくある成功法則本では、目標設定の重要性は説明していても、目的についてはあまり語られていません。

目的は目指すべき的、つまり到達したい場所や状態であり、目標は迷わずに目的地にたどり着くための道標です。目的がないのに目標だけあっても意味がありません。

目的とは「なぜこれをやりたいのか」という理由を突き詰めたものであり、抽象的なものとなります。それに対して、目標はその目的を達成するためにクリアすべき課題になります。ですので、目標は具体的でなければなりません。

この考えをしっかりと持っていないと、やりたいことに取り組んだとしても壁にぶち当たっただけで簡単に諦めてしまいます。

「目的」と「目標」の例

例)定年後、それまで得た経験や技術を活かして我が国の繁栄に貢献する。

貢献する方法はさておきまして、この壮大な目的を達成するには、定年後も安定した収入がないとやりたいことに集中できません。安定的な収入を得るためにはいくつかの方法がありますが、ここでは株式投資で考えてみます。

定年後も安定的な収益を得る」⇒「株式投資のスキルを習得する」⇒「実績のある本物の手法を勉強する」⇒「実績のある先生の勉強会に参加する」・・・というように何をすべきかが明らかになってきます。

このようにやるべきことが明確になったら、次はその目標をクリアするための方法に集中します。

「目標」をクリアするための効果的な方法

「目標」をクリアするための効果的な方法は、目標をノートに書くことです。この方法は巷の成功法則本で書かれていることですので、ご存知の方も多いと思います。

目標をノートに書いたら、その目標を達成するための課題をいくつか書き出します。それらを一つひとつクリアして行くことで、最終的に大きな目標をクリアできます。大きな目標をクリアして行く度に目的地に近づいているという実感がありますので、途中、失敗しても目的達成のためにすぐに立ち直ることができます。

このやり方は、「オープンウィンドウ64(別名:原田式曼荼羅)」と呼ばれる手法で、中学校陸上部監督として7年間で13回の日本一を育てた原田隆史さんが開発したものです。日本ハムファイターズの大谷選手が高校生の時に実践していたことでも知られています。


一流の達成力 原田隆史 (著), 柴山健太郎 (著)


原田隆史監修 目標達成ノート STAR PLANNER

目標をノートに書くのと書かないとでは、結果が大きく違ってきます。実践したことがない方には信じられないことかもしれませんが、これは歴然とした事実です。

「目的」と「目標」が明確であれば、必ず「希望」が見えてきます。「希望」があれば、どのような境遇にあっても人は頑張れるものです。

ですので、株式トレード技術の習得(あるいは他の技術の習得)を目指している方には、一度このやり方を試してみることをおすすめします。あなたの今後の人生に大変役に立つことでしょう。

本物の株式トレード技術を身につけたい方へ

本気で相場師朗先生のトレード手法を習得したいと思われている方には、株塾勉強会への入会をおすすめします。

最初の3か月ほどはついて行くのに苦労するかもしれませんが、勉強会動画や補講動画を何回も見ると、次第に目の前の霧が晴れるように相場先生の説明が理解できるようになってきます。そして動画の視聴と並行して、正しい方法で練習を続けるのです。毎日練習することで揺るぎない自信がつきます。

動画を3回視聴しただけで理解できる人もいれば、5回視聴しても理解できない人もいるでしょう。5回視聴して理解できなければ理解できるまで視聴すればいいのです。何回視聴しても追加料金は掛かりません。

相場先生の説明を理解できる能力があるかどうかという問題ではなく、理解しようとする姿勢が大事です。「自分にはできない」「無理だ」「自分にはちょっと難しい」というネガティブな言葉は禁句です。ネガティブな考えを持っている間は解決策は見つかりませんので、そんなことを考えるのは時間の浪費です。

上手く行かなければ「自分にはできない」と思うのではなく、「どうすればできるようになるのか」と自分に問いかけるのです。この問いかけを続ければ解決策は必ず見つかります。

今回の記事を最後までお読み頂いたことで、あなたはこれから何をすべきか明確になったはずです。「あっちの手法がいい、いや、こっちの方がいいかも」などとあれこれ考えているだけ時間の無駄です。

最後はアメリカの格言で締めくくりたいと思います。

Today is the first day of the rest of your life.(今日は、あなたの残りの人生の第一日目である)

株塾勉強会の詳細をお知りになりたい方は、以下の記事をご参照ください。あなたのトレード人生が好転するきっかけになることでしょう。

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