相場師朗先生が選んだ「強い銘柄と弱い銘柄」の紹介

11月16日放送の「相場師朗の株は技術だ!」を視聴した

今回の放送では、日経先物の分析と、相場先生が選んだ「強い銘柄と弱い銘柄」の紹介がありました。

11月16日時点での相場先生による日経先物の見立ては、「W底をから上昇して、現在はカップ・ウィズ・ハンドル」の形になっているとのことでした。

通常、PPP崩れ(※)で株価がオレンジの下に入った後は暴落パターンに入りますが、そうならずにW底を形成した場合は、力強く上がって行きます。

PPP崩れとは、すべての移動平均線が上向きの状態(パーフェクトオーダー)から、株価が高値を切り上げなくなり、徐々に下落に転じて行く状況のこと。

本来なら、そのまま上昇局面に突入して行くわけですが、過去の高値の33,500円辺りが天井になっています。


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そのため、「過去の高値まで上昇してきたら、一旦は上げ止まるのではないか」というのが相場先生の見立てでした。

11月25日朝の時点では、日経先物は33,740円で引けており、7月の高値に並んでいます。

ロウソク足の本数は底から数えて18本目で、過去の高値に並んできました。ここで上昇は一旦終わり、来週から下げてくるのでしょうか?

強い銘柄と弱い銘柄

「相場の潮流」では、相場先生が選んだ「強い銘柄と弱い銘柄」の紹介がありました。

強い:5401, 3563, 6861, 6098, 6028
弱い:6194, 8136, 2531

強い銘柄

日本製鉄

日足チャートでは、PPPの状態が崩れて、株価がオレンジまで下げてきました。そして、オレンジにまとわりつくように動いて、W底を形成してオレンジを抜けてきました。

オレンジを割った後、そのまま下げずに下げ渋る動きを見せて、W底を形成すると、多くの場合はそのまま上がって行きます。日本製鉄は、まさにこのパターンでした。


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次に週足で見ると、PPPの最中に赤が下がってきて、上を向く青に当たって下半身出現となっています。

下半身出現により、赤の5週線の方向が、より上位のMAである青の方向と合致しましたので、この後は上昇すると考えられます。


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Food & Life

日足ではオレンジまで上昇した「実績」があり、その後、下げましたが前の安値で下げ止まり、再度上昇しています。

このような形になると、次はオレンジを超えることが多く、この場合もオレンジを超えてきました。


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週足を見ると、青の上に株価が出てきました。

そのさらに上には紫とオレンジがあります。株価がこの2本を超えてくると、2023年1月以降のように上昇に加速がつくかもしれません。


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弱い銘柄

アトラエ

PPPの状態が崩れた後は、再度上昇しますが、徐々に高値を切り下げてきています。

最後は、すでに下向きの紫を超えられずに下げています。典型的な下げパターンです。


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週足では、長い間下げてきた後に底練りを経て紫を超えましたが、その後急落して前の安値で下げ止まっている状態です。ここで踏みとどまれば上げてきそうですが、割ってくると、さらに下げてきそうな様子です。


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サンリオ

PPPの状態から崩れてきて、その後は高値を切り下げてきています。オレンジを割った後に、一度上昇していますが、下を向く紫辺りで力尽き、高値切り下げで下落しています。


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週足を見てみますと、11週間下げてきており、この間、かなりの売りが出てきたと思われます。

直近の3週間では、十字線が出た後は2連続で陰線が出現しています。株価は下向きの青を割り込んできましたので、かなり弱ってきた感じです。


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