JPX400銘柄の日足チャートを全て見る
基本的に私は1銘柄しかトレードしませんが、たまに他の銘柄を2泊3日くらいの短期トレード(ショットガン投資法)をすることがあります。
そのためには、日頃から観察している銘柄の日足チャートを毎日眺めてチャンスをうかがう作業が必要になってきます。
私は観察銘柄としてパンローリングのチャートギャラリーにJPX400採用銘柄全てを入力しており、毎日時間がある時に全ての日足チャートを見るようにしています。
これは相場師朗先生が主宰する株塾で教わったことなのですが、この地味な作業をすることで分かってくることがあります。
それは「資金が今どこに流れているか」というこです。
それに加えて、「そろそろ上昇しそうな銘柄」と「そろそろ下げそうな銘柄」も分かるようになってきます。
もちろん上昇する銘柄と下げる銘柄を百発百中で当てることは出来ませんので、失敗した時は適切な処置(損切り)が必要です。
これから資金が流れ込んできそうな銘柄を選定する
当たり前ですが、400銘柄を次々に見て行くと、資金が流れ込んできて上昇している業種と、まだ下げ途中の業種が把握出来ます。
また、同業種の銘柄でも、先行して上昇している銘柄と出遅れている銘柄があるのが分かります。同業種の中で先行して上昇している銘柄があれば、出遅れ銘柄はその後つられて上昇して行くことがよくあります。
さらに、数多くのチャートを次々に見て行くことで、「そろそろ下げ止まっているな」とか「そろそろ下げそうだな」と思う銘柄がいくつも出てくるのが分かります。
私が2泊3日の短期売買をする際、このように観察銘柄のチャートを次々と見て行き、「そろそろ上昇しそうだな」とか、「そろそろ下げそうだな」と思った銘柄に狙いを定めてトレードします。
この「そろそろ上昇しそうだ」とか「そろそろ下げそうだ」という感覚は、日々のうねり取りトレードで得た変動感覚を使いますので、この短期売買トレード法の基礎はうねり取りにあります。
観察銘柄の例
まずは大成建設(1801)です。最近、建設関連は勢いよく上昇している銘柄が多いです。
次に食品関連銘柄を見てみます。以下のチャートは日本ハム(2282)です。
そして味の素(2802)です。日本ハム同様に資金が流入してきて、6ヶ月以上上昇し続けています。周期的にもそろそろ一旦下げてもよさそうです。
以下のチャートは野村不動産(3231)です。下げ止まっているように見えますので、そろそろ上昇して行くかもしれません。
次はトヨタ自動車(7203)です。5800円付近で大きな陰線が出現しましたが、その後、勢いよく上昇しています。
以下の日産(7201)はトヨタと比べると出遅れ感がありますね。
以下はニコン(7731)のチャートですが、綺麗な底練りを見せています。そろそろ上昇局面か、あるいはボックスの局面に入って行くのでしょうか。
次はエフピコ(7947)ですが、底値圏を脱却して上昇に転じるように見えます。
最後に総合商社株を見てみたいと思います。まずは伊藤忠(8001)です。1200円辺りで反転上昇しています。
次に三井物産(8031)です。伊藤忠は陰線ながら日足が20日移動平均線に当たっていますが、三井物産の日足は20日移動平均線にはまだ届かず出遅れ感がありますね。
しかし、総合商社は概ねどこも同じような動きをしますので、いずれは三井物産も伊藤忠の動きに近いチャートパターンになると予測出来ます。
JPX400は業績の良い企業で構成されており、また様々な業種で構成されていますので、全ての銘柄を日々観察することで「今どこに資金が流れているのか」が分かります。
また、同じ業種でも先行して上昇している銘柄もあれば、出遅れている銘柄があることも分かります。
全ての銘柄をチェックするのに10分も掛かりません。私は毎日JPX400銘柄全てをチェックして、自分の必勝パターンの形になっている銘柄を見つけて2泊3日くらいの短期売買(ショットガン投資法)をしています。
相場師朗氏が教える「株のうねり取り手法」とは?
株式トレードの手法は数多くありますが、再現性が高く、かつ、恒久的に使い続けることができる手法というのは少ないです。その中でも、相場師朗氏が教える「うねり取り手法」は、練習次第で誰にでも上達可能なトレード手法です。
相場師朗氏が教える株のうねり取り手法については、以下の記事で詳しくご説明していますので是非ご参考にしてください。